道具を揃え場所も決め、道具を入れる鞄も用意したら、あまたもノマドの仲間入り。あとは、デジタル機器を使いこなして、バリバリと仕事をするだけです。
誰でもノマドができるようになった要因のひとつは、クラウドサービスが急速に発展したからでしょう。いつでもどこでも通信をすることができる環境が整ったおかげで、クラウドサービスが、無くてはならないものになりました。クラウドサービスを使いこなすことで、場所に依存しない、さらには端末にも依存しない環境を構築することができます。
今回は、ノマドするのに必須なクラウドサービスを紹介します。
Dropbox
クラウドサービスといったら「Dropbox」でしょう。iPhone初期モデルの頃から、お世話になっている方も多いDropbox。このDropboxがあるおかげで、スマートフォンやタブレットで資料を見ることが容易になったと思います。
無料で登録することで、クラウド上に2GBのストレージ容量をもらうことができます。Dropboxの特徴は、クラウド上のストレージだけではなく、手元のパソコンにも、データが置かれるということです。スマートフォンですと、ストレージ容量に限りがありますので、基本的には端末内にデータを残しません。しかし、データ保存容量が大きいパソコンは、クラウド上にあるデータと同じものを、丸々パソコン上にも保存します。この仕組みのおかげで、クラウド上にデータをアップするということを意識する必要がありません。
しかし、2GBという制限内でやり繰りをすると、データを消したりして、ファイルの整理をする必要が出てきます。ファイルの整理というのは、パソコン初心者の方々にとっては、少々面倒くさい作業のようです。そういった面倒くさい作業を無くすために、思い切って有料プランを契約することをお勧めします。100GBに容量をアップさせると、月額$9.99(または年間$99.00)
200GBに容量をアップさせると、月額$19.99(または年間$199.00)かかります(あと500GBのプランもあります)。僕の経験上、100GBぐらいあれば、大事なデータを容量に困ることなく保存できます。無料プランの2GBですと、常に容量を気にしながら使わないといけません。思い切って100GBの有料プランにして、細かいことを気にすることなく使う環境を構築しましょう。
Gmail
実は一番使っている人が多いかもしれないクラウドサービスがGmail。普通に電子メールクライアントとしての使い勝手も優秀ですが、ちょっとしたデータの保管庫としても使えます。添付して送れるデータ量が25MBと大きいため、ちょっとしたデータを自分のGmailアドレスに送ることで、簡易的なデータ置き場として使うことができます。通常の電子メールサービスは、2MBほどのデータしか添付して送ることができません。今どき2MBでは、ほとんど弾かれてしまいます。しかしGmailなら、そんな心配は無用です。
さらには、パソコン限定になりますが、イラストレータのaiファイルや、フォトショップのPSDファイルを閲覧することもできます。通常ですと、これらのファイルは、Adobeのびっくりするぐらい高価なソフトウェアが入っていないと見ることができません。しかし、Gmailに飛ばすことで、aiファイルや、PSDファイルを見ることができます。この機能を使うことで、デザイナーに作ってもらった資料を簡単にチェックすることができます。PDFに変換して送れば済みますが、きっと修正の指示が飛ぶはずなので、こういったデータをその都度変換するより、aiファイルのままで確認してもらうほうが、お互いストレスが溜まりません。
使えば使うほど、Gmailの便利さが分かるでしょう。スマートフォンとパソコンのメールを同期するのにも使えます。是非、Gmailを使ってみてください。
DropboxとGmailの2つだけでいい
その他にも、Evernoteなどのクラウドサービスがあります。しかし、あれもこれも同時にクラウドサービスを使うと、使っているほうが混乱してきます。まずは、DropboxとGmailの2つだけを使ってみてください。この2つだけあれば、とりあえずは他のクラウドサービスを使わなくても大丈夫です。一気に手を広げず、少しずつクラウドサービスを使いこなしていきましょう。
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