iPad AirとiPad miniが発表されました。来週の発表会で登場すると思っていたので、いきなり発表されたことに驚きましたが、それ以上に驚いた点が一つあります。
A12 Bionic
新型が出るのは半ば既成事実でしたが、どうせ型遅れのA11を積むんだろと思っていました。皆さんもそう思っていたことでしょう。
発表されたiPadには、A12 Bionicが搭載されていました。何かの間違いじゃないかと3度見しましたが、本当にA12 Bionicを搭載しています。
これまでのパターンだと、最新のiPhone、iPad以外のモデルには、型落ちのチップを積むのが定石でした。なぜ最新のiPhoneである、iPhone XS 、iPhone XS Max 、iPhone XRに搭載されいている、現時点で最強のチップを積んだのか。
iPhone XRが売れていないから
これが理由でしょう。iPhone XRの販売が振るわないせいで、A12チップが大量に余ってしまう。これをなんとか捌かなければいけません。値段を下げるだけでは、とても作ってしまったチップを捌けない。
他に使える機種はないか考えると、、、すでに販売されているiPad Pro10.5インチモデルとiPad mini 4に、iPhone XRに使う予定だったA12チップを使って、iPad ProとiPad 9.7インチモデルの間を埋めればいい。
凄いアイデアです。革新的な製品を考えることはできませんが、計算だけは得意なのがティム・クック。やっぱり彼は最高の経営者です。余ったチップを、iPadに積むというアイデア。いかにもティムらしい考えです。
iPadとiPhoneでは、販売量が大きく違います。iPad miniに載せたところで、全部は捌けないでしょう。最後の手として、新型iPhone SEが登場する可能性は、極めて高くなりました。
先にiPadだけ発表しておいて、発表会の注目を新サービスに集める。これで終わりと思っていたら、One more thingで新型のiPhone SEを発表。勿論A12を搭載して。
今年もAppleの業績は安泰でしょう。
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