Appleの2018年10月の発表会が終わりました。登場した製品は、事前に噂されていた製品でしたが、製品ごとの細かい仕様は漏れていなかったため、大変盛り上がった発表会でした。
今回発表されたのは3つ。
MacBook Air
Mac mini
iPad Pro
2年遅かったMacBook AirとMac mini
MacBook AirとMac miniは、長い間マイナーチェンジすらされず来ただけに、待望の新製品です。待望の新製品ではありますが、想定内の進化でした。今のWindowsパソコンがすでに実現していることをMacBook Airにし、元々あったMac miniの中身を最新のプロセッサーに変えた。
久しぶりのモデルチェンジのわりには、Wowの少ない発表でした。Macの進化が停滞しているのを裏付けてしまいました。
可能性に満ち溢れたiPad Pro
スマートフォンとは思えないA12 Bionicプロセッサーを搭載したiPhone。6インチ程度の画面では、性能を持て余してしまうほどです。そのA12 Bionicをより高性能化した、A12X BionicをiPad Proに搭載しました。あまりに高性能すぎて、MacBook Airの性能を越えているかもしれません。
タブレットにそこまでのパワーが必要なのか
ただ何かを見るための道具になりつつあるタブレットを、ノートパソコンを越す道具にしようという意気込みを感じます。そのための全てが詰め込まれています。
あとはアプリが揃うだけです。AdobeのPhotoshop CCのiPad版がリリースされれば、風向きは変わっていくでしょう。
未来はiPad
プレゼンを全部見て分かるのは、明らかにiPad Proに力が入っていたことです。MacBook AirとMac miniの2つが登場したMacですが、既存製品をブラッシュアップしただけ。長い間待たせた割には、いたって普通のモデルチェンジです。
iPad Proも基本的には従来の方向性を踏襲したモデルチェンジですが、圧倒的な性能、縁の少ないディスプレイ、Touch ID からFace IDに。そして、本体にくっつけると充電される新しいApple Pencil。ただのブラッシュアップではなく、より高みを目指している点ことらも、MacよりiPadに力を入れているのは明らかです。
1TBという使い道に困りそうな保存領域を用意した点からも、AppleがiPadをどうしたいのかが伺えます。CEOのティムクックが、パワフルクリエイティブププロダクトとiPad Proを紹介していたように、次のクリエイティブな道具になっていくのでしょう。
ティムがプレゼンでWowと連発していましたが、僕らがその製品を手にしたらWowと言ってしまうような製品を、Appleには期待しましょう。
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