新しいVAIOが誕生しました。

VAIO | PHILOSOPHY
日本・安雲野をアピールするところに期待したい。

とは言っても、発表されたVAIOは、SONY時代のラインナップのマイナーチェンジバージョン。新生VAIOは、2モデル3機種からスタートです。製品ラインナップを絞ってきたのは、これから出てくるであろう、新しいカテゴリーの製品のためでしょうか。

SONYから離れたことで、VAIOはもうダメかと思った方も多いと思いますが、規模が小さくなったおかげで、かえって尖った製品が出てきそうな雰囲気が出てきました。今までではやりたくてもやれなかったことを、SONYの支配下じゃなくなったことで、思い切って出来るのかもしれません。

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期待と不安が渦巻く新生VAIO。

ただ会社が小さくなったからといって、いい面ばかりではないようです。PC業界は、規模の大きさで、部品の調達量が変わってきます。SONYから離れたことで、大幅に生産台数の減少が見込まれます。生産量が小さくなるということは、部品のコストが上がってしまいます。最近様々なIT機器を使っていて感じるのは、Apple製品の質の高さです。スマートフォン、タブレット、パソコンと、どの分野でも、明らかに他社の製品よりお金が掛かっています。世界的に高いシェアのAppleにしかできない、部品調達力の差が明らかに出ているように感じます。とくにMacBook Airは、価格・性能・品質のバランスが、圧倒的に他社を上回っています。10万そこそこの値段で、この性能に洗練された質感の高いデザイン。スターバックスで見かけるノートパソコンがMacBook Airばかりになってしまうのも納得してしまいます。

VAIO Proの13インチモデルは、1kgを切っています。ライバルのMacBook Airより、300gも軽いのは、かなり魅力的です。しかし、値段を見た瞬間、やっぱりMacBook Airだと思ってしまいます。VAIOでMacBook Airと同じ性能にしようと思うと、4万ぐらい高くなります(液晶などVAIOのほうが優れている部分もありますが)。比べれば比べるほど、MacBook Airが際立ってきます。

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ここにきてMacBook Air人気が再び上昇。

PC業界は年末まで待て

新生VAIOも、マイナーチェンジモデルからスタート。もうすぐ登場するSurface Pro3も、今できる技術で限界まで薄型軽量になっていますが、MacBook Airを使っている人が、思わず買い替えてしまうほどの威力はありません。

インテルの新しいCPUが出ないことには、PC業界の次の波は来ないようです。今の段階でやれることは、どのメーカーもやり尽くしています。PCで根幹をなすCPUが変わらないことには、次の世界はこないようです。年末から登場してくる新しいPCは、タブレットに押され気味だったノートPCを救うはず。それまでは、MacBook Airを使って、新しい世界を待つのが良いでしょう。

 

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