噂通り、画面が大きなったSurface Pro3が発表されました。小型のSurfaceも発表されるという噂もありましたが、発表されたのはフルサイズのノートPCのみでした。
日本では8月末までに発売。
今回Surface Proしか発表しなかったところから推測すると、今後Surface RTは緩やかにフェードアウトし、フル機能のパソコン(Surface Pro)に特化していくということでしょう。
iPadに対向するために発売したSurface RTは捨て、タブレット的にも使えるけど、中身はフル機能のパソコンのSurface Proに特化し、AppleのMacBook Airと真っ向から勝負を挑んできました。MacBook Airと言えば、今やモバイラー必須のノートPC。Microsoftが満を持して発売するSurface Pro3を評価するには、AppleのMacBook Airと比較するのが一番でしょう。
気になる重量は
MacBook Airといえば、その名前のとおり、軽量(Air)ということ。その薄さと軽さと値段のバランスで、今や圧倒的な支持を得ています。そのMacBook Airの本体重量よりどれだけ軽いかで、Surface Pro3の価値が決まると言ってもいいでしょう。
モバイラーが一番気になる本体重量は800g。フル機能のパソコンで800gと聞いて、思わずガッツポーズしてしまいそうになりますが、これはキーボードを装着していない液晶画面だけ(タブレット)の重量。ちゃんとパソコンとして使うには、キーボードが必須です。Surface Pro3には、タイプカバーというキーボードが用意されています。全く使い物にならないタッチカバーという超薄型のキーボードを用意しなかったところからも、本当に使えるPCとしてSurface Pro3を作ったのが伺えます。
タイプカバーの重量が記載されていないため、正確な数値が分かりません。Surface Pro2のタイプカバーの重量が255gですから、Surface Pro3のタイプカバーも同じ重量(250gぐらい)になるでしょう。
800g+250g=1,050g
約1kgになります。あと100gぐらい軽ければ最高ですが、よくこの性能のPCを、この重さに抑えたと思います。発表会のプレゼンで、11インチのMacBook Airより軽いという発言もあったようです(11インチのMacBook Airは1,080g)。
Surface Pro3は、MacBook Airより解像度で圧倒的に上ですから、性能と重さのバランスから見ると、間違いなくMacBook Airより上ということになります。
性能は
本体性能はかなりMacBook Airを意識しているのが分かります。CPUはi3、i5、i7と三種類用意していますが、MacBook Airの価格とCPUを、Surface Pro3のCPUと照らしあわせていくと、MacBook Airとほぼ同じ性能というのが分かります。
唯一違うのは、グラフィックチップでしょうか。どちらもCPU内蔵のIntel HDGraphicsを搭載していますが、MacBook AirがIntel HD Graphics 5000に対し、Surface Pro3はIntel HD Graphics 4400になります。若干MacBook Airのほうが上になりますが、ゲームなどをしない限りは、そこまで大きな性能の違いは感じないレベルの違いだと思われます。
タイプカバーのタイピング感次第では買い替えも有り
性能面ではMacBook Airとほぼ同等ですが、使われている液晶は圧倒的にSurface Pro3が上です。さらにSurface Pro3は、ペンと指でのタッチ操作にも対応しています。より多様な使い方ができるという点でも、Surface Pro3に軍配が上がります。あとは、タイプカバー(キーボード)のタイピング感がどうなのか。このタイピング感次第では、MacBook Airから乗り換える価値は充分にあると思います。Surface Pro2までのタイプカバーは、あまり評判が良くないようです。新しいタイプカバーが、トラックパッドだけではなく、キーボードのタイピング感覚まで改善していれば、間違いなくMacBook Airを越す、最強のノートPCになります。
日本では8月末までに発売するということですが、一日でも早く試してみたい、素晴らしい製品になっています。MicrosoftがSurface Pro3で本気を出してくれたことで、Appleに火が付いて、MacBook Airも本気を出してくれるといいのですが、、、
早く触ってみたい。
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