
ついに発売されましたGalaxy Note8。ノートシリーズ3年ぶりの登場です。昨年、Galaxy Note7が発売寸前までいっていただけに、とても長い道のりに感じましたが、日本にもGalaxy Note8がやってきました。
日本でも注目している人が多いであろうGalaxy Note8。まずは、5日ほど使った感想を書きます。
液晶ディスプレイ
6.3インチ有機ELディスプレイ、画面解像度2960×1440。521ppiという、恐ろしいピクセル密度になっています。
手にとってパッと見た印象は、普通に綺麗という印象でした。521ppiという細かさは、もはや人間の目では確認できない細かさ。他のスマートフォンとの違いを感じにくいのは事実ですが、6.3インチの大画面でも粗さを感じないのは、2960×1440という解像度が効いているのでしょう。
画面の色見のほうは、少し違和感を感じるかもしれません。iPhoneの色味が暖色系のため、比較するとやや冷たい感じがします。
ディスプレイの設定で色味を調節できるので、暖色系にスライダーを動かして調整したほうがいいでしょう。
横幅の割に縦が長いディスプレイも、Galaxy Note8の特徴です。使い始めた当初は違和感を感じましたが、2時間ぐらい使っていると慣れました。縦に長いので、画面上部でYouTubeを再生しながら、下の画面で文章を作成しています。アプリを2つ同時に使うと、縦に長い画面が活きてきます。
Infinity Displayというネーミングに偽りはありません。前面がほとんど画面になっているGalaxy Note8のディスプレイだと、いつもよりも多く写真や動画を見てしまうでしょう。
自分のの好きなコンテンツを、じっくりと楽しめる最高のディスプレイです。
安心のサクサク感
最近のスマートフォンは、どの機種も高性能ですが、Galaxy Note8も高性能です。
Snapdragon835というプロセッサーに、6GBものRAMを搭載しています。大容量のRAMを積んでいるおかげで、何をやるにしても快適です。
ChromeでたくさんのWebページを開いてもいいですし、写真編集アプリ、YouTubeなどの動画アプリを同時に立ち上げてもサクサクです。
Android7.0から2つのアプリを同時使えるようになりましたが、縦長の画面にアプリを2つ表示させるのを、6GBのRAMが支えています。
スマートフォンが高性能になっても、恩恵を感じられないスマートフォンばかりですが、Galaxy Note8はハイスペックの意味を感じられるスマートフォンです。
認証機能
一通り認証機能を試しましたが、どれも実用レベルです。顔認証と指紋認証の2つを同時に使うことができるので、場面に応じて使い分けましょう。

背面にある指紋認証が押しにくいという意見を見かけますが、ケースを装着したら解決しました。カメラ部分がくぼんでいるので、この部分の端に指を持っていけば、迷わず指紋認証センサーに指を持っていくことができます。
iPhone Xは顔認証しかありませんが、Galaxy Note8は両方あります。両方の認証システムを使えるほうが、場面に応じて使い分けられるので、とても便利だと感じます。
デュアルカメラ
背面を見ると、カメラのレンズが2つ見えます。Galaxyシリーズ初のデュアルカメラです。

ただ2つのレンズを搭載しただけではありません。2つとも手ブレ補正機能が付いています。片方のレンズが、2倍の光学ズームになりますが、望遠にしたときも手ブレを抑えてくれます。
望遠にすると手ブレしやすくなりますが、Galaxy Note8ならブレない写真を撮ることができるでしょう。


実際に光学ズームで撮影した写真です。手ブレするような場面ではありませんが、同じ位置から撮っても、写真の写り方が違うのが分かります。
これは、擬似的にボカす「ライブフォーカス」という機能を使った写真です。望遠側のレンズの焦点距離の関係からでしょうか。被写体から距離を取らないと、ライブフォーカス機能を使うことができません。距離を取るのに手間はかかりますが、撮影後にボケの強弱を変えることができるのは重宝します。
スマートフォンでサッとと一眼レフっぽい写真を作ることができます。カメラを自宅に置いてきても、Galaxy Note8が代わりを務めてくれるでしょう。
デザインは普通
刺激的な性能に対して、デザインは控えめです。僕はブラックを購入しましたが、いたって普通のデザインです。

どうせケースをつけて隠れてしまうので、これでいいと思います。見た目の派手さはないけど、中身が実用的。Noteシリーズはこうでなくちゃいけません。
Sペン
Galaxy Note8最大の特徴である、Sペンです。

正面から見て、本体の右下に収納されています。このSペンこそが、iPhoneや他ののスマートフォンにはない武器です。もちろん指だけで操作することもできます。指だけでも十分にGalaxy Note8を使えますが、ペンを使うとパワーアップします。

指では難しい細かい文字も、ペンならスラスラと書けます。指で操作するのを、ただペンに置き換えているだけではありません。

スリープ状態からSペンを取り出して、そのまま黒い画面に、ペンでメモをすることができます。この機能があるから、僕はGalaxy Note8の購入を決めました。
この機能の便利さは、ビジネスマンなら分かるはず。突然かかってきた電話や依頼ごとも、Galaxy Note8にメモすることができます。これからはボールペンと手帳が無くても、瞬時にメモを取れます。コンピュータが、ようやく紙を追い越したと言ってもいいでしょう。
ペンの書き味は
ペンで文字や絵を描いた感触は、かなり良い書き味です。Apple Pencilを比べると、やや遅延を感じますが、比べなければ十分に満足できる書き味です。
Apple Pencilはペンの動きに遅れずに、線が引かれていきますが、Galaxy Note8のSペンは、やや遅れて線が引かれていく感じがします。しかし、アプリによっては、ほとんど遅延を感じないものもありました。
アプリによってペンの書き心地が違うのは、Androidらしいといえばらしいところです。もう少し時間が経ってGalaxy Note8に対応していけば、この状況は変わってくるかもしれません。
ペンを本体に収納でき、充電も不要ということを踏まえると、Apple Pencilより使い勝手は上です。

使おうと思うときに充電が必要なApple Pencilと違い、いつでもペンを使うことができます。ずっとiPad ProとApple Pencilを使っているからこそ、Galaxy Note8とSペンの素晴らしさが分かります。
- 本体に収納
- 充電がいらない
- 4096段階筆圧感知
- 細いペン先
- 防水になっている
本体に収納できるからこそ、いつでもペンを使うことができます。充電がいらないからこそ、いつでもペンを使うことができます。防水になっているからこそ、場所を選ばずにペンを使うことができます。
ただペンに対応しているのではなく、ペンを快適に使うことができるよう、実用面にも気を配っているのが分かります。
機能的な部分だけではなく、実用面でも優れているのがGalaxy Note8のペンです。
iPhone XかGalaxy Note8か
新しく登場するiPhone Xは、画面が狭額縁になり、指紋認証が顔認証になりますが、従来のiPhoneからは大きく変わっていません。iOSという枠組みに縛られており、何一つ新しい体験がありません。対するGalaxy Note8は、Android OSの枠組みの中で、独自の世界を作り上げました。指でタッチする操作と、Sペンの操作を組み合わせ。このスマートフォンでしか出来ない体験を見せてくれます。
Sペンに惹かれた人は、迷わずGalaxy Note8を購入しましょう。
待った甲斐あり。最高!
まだ5日しか使っていませんが、最高の一言です。思っていた通りのスマートフォンです。Noteシリーズを待っていた人だけではなく、今までにない使い方ができるスマートフォンを探している方にも勧めたいスマートフォン。
こうやって記事を書いている間にも、新しい使い方を発見しました。使う人の数だけの使い方があるスマートフォンがGalaxy Note8。ぜひ手に取って確かめてほしいと思います。
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