あまりのダメさ具合に、使うのもやめていたMacBook Pro Retina13インチ。その原因は、Macの新OS「Yosemite」の出来が悪すぎたからです。あの悪夢から早3ヶ月。一度だけマイナーアップデートがあったものの、不満はほとんど改善されていませんでした。いったい何時になったら、ストレスなく使えるOSになるのだろうかと思っていましたが、本日リリースされた「OS X Yosemite 10.10.2」で一段落といったところでしょうか。
Wi-Fiのスピードが速くなった
Yosemiteの何が不満だったかといいますと、Wi-Fiの接続が安定しなかったということです。とにかくWebページの読み込みが遅かったのです。さらには、Wi-Fiの接続もよく切れるため、まともにインターネットをすることができませんでした。今やインターネットがまともに使えないコンピュータでは、仕事になりません。こんなに使うことにストレスが溜まるコンピュータは今どきありません。それをあのAppleが、Macの新しいOSでやってしまったものですから、僕のMacへの愛もほぼ無くなりかけていました。
本日リリースされた「OS X Yosemite 10.10.2」でも、まだ直ってないだろうと疑って使ってみたところ、予想以上にサクサクとWebページを見ることができて驚いています。さらに、Wi-Fiの接続も安定しています。この感じですと、おそらくWi-Fiの問題は解消しているでしょう。
これでやっとまともに使えるコンピュータになりました。
グラフィック関係も改善か
個人的に「Yosemite」になっていから、グラフィック周りの処理がおかしいと感じていました。Exposeという機能を使い、使用中のウインドウを一覧で見たとき、カーソルを下に持っていってドッグを表示させると、ドッグの動きがカクカクして処理が追いついていませんでした。さらに、Finderでウインドウなどを開いていても、若干遅れて操作がついてくるような感じでした。まだクイックルック(ファイルを簡易的に見る機能)の操作をしても、ファイルがワンテンポかツーテンポは遅れて表示されるような状況でした。
グラフィック周りの処理の遅さも、本日のアップデートで、だいぶ改善されたように思います。まだ完全とはいきませんが、明らかに前のYosemiteよりキビキビしています。
個人的にはVMware Fusion7使用時に、ウルトラストリートファイター4のグラフィックがしっかりと表示されるようになったのが嬉しかったところです。Yosemiteになってから、仮想化環境でWindows8.1を動かして、Steamでウルトラストリートファイター4を遊ぶと、キャラクターのグラフィックなどが部分的にグシャグシャに表示されてしまい、まともに遊べない状況でした。本日リリースされた「OS X Yosemite 10.10.2」にしてからウルトラストリートファイター4をプレイしてみたところ、しっかりとグラフィックが表示されるようになりました。ただし、若干グラフィックがカクつきます。Mavericksのときには、もう少しスムーズに動いていましたので、グラフィック周りの処理に、まだ問題が残っているように感じます。
やっとまともなOSになった
「OS X Yosemite 10.10.2」になって、本来のMacらしいOSになりました。Wi-Fiの接続が安定しないという、今の時代では一番やってはいけないことをやってしまったOSでは、とても人に薦める気にはなりませんでした。しかし、「OS X Yosemite 10.10.2」で、Wi-Fiも安定しましたし、Webページの表示も明らかに速くなりました。これでやっと人に薦められるOSになったと思います。
Wi-Fiとグラフィック関係の問題も改善されていますので、これで新型MacBook Airを発売できる環境が整ったとも言えます。Macの中では一番下の性能になると思われる新型MacBook Air。OSのリソースが最適化されていないと、快適に新型MacBook Airを使うことはできないでしょう。やっとOSが最適化されてきたことで、新型MacBook Airを出す準備が整ったとも言えるでしょう。
新型MacBook Airがなかなか発売されないのは、ハード的な問題より、実はOSの問題だったのかもしれません。
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