噂は本当だった。ついにここ数年待ち続けた薄くて軽いMacが発表になりました。その名は「MacBook」。「MacBook Air」より薄くて軽くなってしまったので、ネーミングの統合性が取れていないのが気になりますが、とにかくもう出ないかとすら思っていた、軽いMacが登場することになります。
Apple公式MacBook紹介ページ
発売日と価格
発売日は2015年4月10日。すべての国で発売ではないので、この日に日本が入っているのかまだ分かりませんが、Apple Watchが1番に発売される国に入っていますから、おそらく日本でも2015年4月10日に発売されるでしょう。
値段は、256GBモデルが148,800円、512GBモデルが184,800です。どちらのモデルもRAMを8GBにしてきたのはいいでしょう。今のMac OSは、RAMが4GBでは、かなり厳しいと言わざるを得ませんので。CPUをグレードアップしたカスタマイズモデルもあるようですが、モバイル用途に割り切った設計の「MacBook」なら、カスタマイズせずに、ストレージ容量で選べばいいと思います。
何が凄いの
たくさんの人が待っていた薄くて軽い「MacBook」。いったい何が凄いのでしょうか。
- 軽くて薄い
- 綺麗
- キーボードがいい
この3つです。
見ても分かる通りかなり薄い本体です。薄くても重かったら意味がないのですが、本体重量920gです。僕が最近使っている「ASUS EeeBook X205TA」が、980g。1kgを切るとこんなに軽いのかと感じますが、「MacBook」はそれより軽い訳です。間違いなく手にしたら軽いと思うでしょう。さらに本体の横幅が、MacBook Airの11インチモデルより狭くなっています。MacBook Airの横幅30cmに対して、MacBookが28.5cm。パッと見たときに小さいと思うほどのMacBook Airより小さく見える可能性があります。
そして画面が綺麗になったということ。液晶の解像度が「2304×1440」になりました。ようやくRetinaディスプレイになりました。Retinaディスプレイは、実際の画面スケールを、多くのドットを使うことで緻密な画面を実現しています。対応するスケーリング解像度:1,440 x 900 1,280 x 800 1,024 x 640と書いてありますので、デスクトップを1番広く使おうとすると、13インチのMacBook Airと同じ画面サイズということになります。13インチMacBook Airのディスプレイが緻密になって、視野角が広くなるとイメージすればいいのではないでしょうか。
1番気になるのは、キーボードも新設計だということです。薄くすることで犠牲になる打鍵感を、新しい技術で改善しているようです。さらには、ボタンの大きさも大きくなっているようです。幅が小さくなれば、ボタンも小さくなるはずですが、どうやって改善しているのか、実際に触って確かめたいところです。Appleのホームページで確認すると、たしかにボタンとボタンの隙間がキツキツになっています。ここまでボタンが隣接していると、かなり早くキーを叩けるようになるはずです。これは期待できそうです。
Appleらしい製品
とにかく久しぶりに興奮しました。これぞAppleというような製品だからです。ここ最近は微妙な製品ばかりでしたが、久しぶりにイノベーションを起こしてくれました。古びていたMacのノートブックを、この「MacBook」が再定義することで、業界のスタンダードが書き換えられるでしょう。これからはMacBook Airではなく、このMacBookが、ノートパソコンの指標になってくるでしょう。他社からも、900g前後のノートパソコンが続々と出てくるでしょう。春からは、ワクワクどきどきさせてくれる製品が多数でてくるはずです。
久しぶりにいい仕事をしてくれたAppleに感謝します。
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