あと1週間ほどで、新しいMacBookがいよいよ発売になります。長い間噂に出ていたノートパソコンでしたから、とっくの昔に発売されていたような気もしますが、まだ発売されてはいません。いよいよ発売というタイミングでSurface3が発表されました。Surface3が想像以上に低価格だったため、新しいMacBookの立場が危うくなっています。そんな状況を追い打ちするように、新しいMacBookの本体性能に関する情報が出てきました。
MacBook Airより高い値段で性能は低い
MacRumors:新しいMacBookベンチマークの投稿
先日発表されたMacBook Airより、新しいMacBookの性能は低いことになります。いつぐらいに発売されたMacBook Airと同じ性能かと言うと、2011年モデルのMacBook Airです。2011年ぐらいのMacBook Airと同等ということは、iPad Air2とあまり変わらない性能になります。iPad Air2の2倍近い値段を払ってまで、新しいMacBookを購入する必要があるのかと言われると、少々返答に困ってしまいます。新しいMacBookは、パソコンらしい拡張性の高さもありませんし(電源を兼ねたUSBポートがひとつしかない)、キーボードの付いたiPad Air2に、MacのOSを載せただけと揶揄されても仕方がありません。CoreMを搭載すると聞いた時に、新しいMacBookの性能は何となくは分かっていましたが、やはり本体性能はあまり良くないのは間違いないでしょう。
タブレット性能のノートパソコンを、15万から20万もお金を出して購入する訳です。大金をはたいて新しいMacBookを購入する理由はあるのでしょうか。僕はあると思っています。
1、MacのOSが動く、史上最強に軽い端末。
2、綺麗なディスプレイ。
3、ノートブックの未来。
この3つこそ、僕が新しいMacBookを購入する理由です。
まず1番の「MacのOSが動く、史上最強に軽い端末。」ですが、今までMacで一番軽かったのは、MacBook Airの11インチモデル。それでも1kgを越す本体重量です。920gのMacが登場するというだけで、圧倒的に購入する動機になります。
次に2番の「綺麗なディスプレイ。」です。はっきり言ってMacBook Airのディスプレイは最悪です。未だに汚いディスプレイを搭載していることに驚きます。見た目は変えなくてもいいので、せめてディスプレイだけは変えてもいいように思います。新しいMacBookは待望のRetinaディスプレイを搭載しました。IPS液晶ということですから、視野角も良いでしょう。史上最軽量のMacに、やっとまともなディスプレイが搭載されたということです。
最後に3番の「ノートブックの未来。」についてです。Appleが何かを再定義し、新しい未来を描くときは、かなり気合が入った製品です。MacBook Airもそうでしたし、iPhone、iPadもそうでしょう。新しいMacBookは、新しいノートパソコンの未来を作っていく製品なのです。まだまだ足りない点はあるでしょうが、数年後に振り返ったとき、新しいMacBookがノートパソコンを変えたと、みんなで語る日がくるはずです。そんなエポックメイキングな製品を購入しない訳にはいきません。いち早くノートパソコンの未来を体験したいのです。
どの道具を使うのか自分で選択する時代に
今よの中にある端末を分類すると、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンという3つに分けることができます。どのジャンルの端末も、不足のないレベルまで性能が上がってきました。どのジャンルの端末を使っても、だいたい同じようなことができます。ただし、より生産的な仕事をするのなら、ノートパソコンに分があると言えます。画面サイズの大きさと、フルサイズのキーボードがあるというのは、ノートパソコンの大きな利点でしょう。
ノートパソコンはまだまだ進化していくはずです。新しいMacBookがどんな未来を見せてくれるのか、大きく期待しながら発売を待ちたいと思います。
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