新しいMacBookを購入してから机の上に放置状態だった「 X205TA 」を、久しぶりに外に持ち出して使ってみました。新しいMacBookにかなり満足しているため、X205TAを使う必要がなくなってしまいました。無理して使う必要はないのかもしれませんが、新しいMacBookがある今だからこそ感じることがあるかもしれないと思い、久しぶりにX205TAを外に持ち出して使ってみました。
仕様の比較
まずは、X205TAと新しいMacBookの性能を比較してみましょう。
X205TA | 新しいMacBook | |
重さ | 980g | 920g |
画面解像度 | 1366×768 | 2304x1440 |
視野角 | 狭い | 広い |
サクサク感 | なんとか許せる | まずまずサクサク |
キーボード | キーが小さい | キーストロークがない |
トラックパッド | 微妙 | 最高 |
X205TAや新しいMacBookを購入する方は、ノートパソコンを外に持ち出して使うことが多いはずです。純粋な性能を比較するのではなく、外に持ち出す上で重要な部分を比較してみました。
それでは、比較した部分について見ていきましょう。
重さ
重さはほぼ同じです。数値通りに、X205TAのほうがちょっと重いかなと感じます。薄さは圧倒的に新しいMacBookが薄いです。しかし、X205TAぐらい薄ければとくに問題はありません。
重さという点に関しては、どちらも互角でしょう。
画面解像度
これに関しては、圧倒的に新しいMacBookが上のように思ってしまいます。しかし、実際にはそこまで大きな差はありません。なぜかと言いますと、新しいMacBookはRetinaディスプレイになっており、実際の画面解像度は1,440x900になるからです。X205TAが1366×768という解像度ですから、実際にはは画面の広さに大きな差はありません。ただし2304x1440を活かした画面の描画になってますから、画面表示は抜群に綺麗です。久しぶりに見たX205TAのディスプレイは、画面の設定でも間違えているのかと思うほど汚く感じました。
画面解像度に関しては、新しいMacBookが上と言わざるをえないでしょう。
視野角
これも圧倒的に新しいMacBookが上です。新しいMacBookのディスプレイは発色がとても良くなっています。それに対して、X205TAのディスプレイは、全体的に白っぽいのは否めません。この部分は、ディスプレイの仕組みの違い上仕方がないところです。しかし、X205TAのディスプレイが見難いかというと、そこまで見難いという感じはありません。なんとか許容範囲といったところでしょう。
X205TAの視野角でも実用上は問題ありませんが、圧倒的に新しいMacBookのほうが上です。
サクサク感
最近のスマートフォンやパソコンで一番大事なのがサクサク感。使っていてストレスが堪らないように使えるかということです。これに関しては、仕様通りの結果といったところです。X205TAは、全体的にグラフィックパワーが足りないのを感じます。それに対して新しいMacBookは、普通に使う分にかなりサクサク動いてくれます。稀に固まったりするようなこともありますが、概ね軽快に動いてくれます。
サクサク感も新しいMacBookのほうが上です。ただし、X205TAでもイライラする一歩手前ぐらいのレベルで動いてくれます。
キーボード
キーボードに関しては、なかなか評価が難しいところです。新しいMacBookは今までにない構造のキーボードを使っているため、キーストロークがほとんどないキーボードです。慣れるまでは打ちにくいかもしれませんが、一度慣れてしまえばかなり打ちやすいキーボードになります。反対にX205TAは、安っぽいパソコンのキーボードといったところ。さらに、キー自体の大きさが少し小さいため、ミスタイプをしてしまうことが多いかもしれません。
慣れてしまえばX205TAでもまずまずのスピードで文字を打つことができますが、圧倒的に新しいMacBookの勝ちでしょう。
トラックパッド
トラックパッドに関しては、誰が使っても新しいMacBookの勝ちでしょう。ハード的にも、ソフトウェア的にも、この点に関してはMacには勝てません。X205TAも頑張っていはいますが、ブラウザーでスクロールしていても、ストレスが溜まってしまいます。
トラックパッドに関しては、文句なしで新しいMacBookの勝ちです。
結果
X205TA | 新しいMacBook | |
重さ | ◯ | ◯ |
画面解像度 | × | ◯ |
視野角 | × | ◯ |
サクサク感 | × | ◯ |
キーボード | × | ◯ |
トラックパッド | × | ◯ |
結果だけを見ると、新しいMacBookが圧勝です。しかし値段から考えると、X205TAも相当頑張っています。下手な10万ぐらいするノートパソコンを購入するぐらいなら、X205TAを買ったほうがいいと僕は思います。
また、新しいMacBookを持っている方も、X205TAを持っておくのもいいでしょう。値段も35,000円ぐらいですし、保険として持っておけば、新しいMacBookが壊れた時でも、代替パソコンとして活躍してくれることでしょう。
価格差5倍
X205TAと新しいMacBookの価格差は約5倍です。すべての面で不満がない新しいMacBookですが、価格差から考えると、X205TAのコストパフォーマンスの高さが光ります。新しいMacBookを使ってしまうと、X205TAの様々な粗さが気になってしまいますが、価格差を考えれば納得できます。
それなりに使える超軽量ノートパソコンが、約3万という価格で手に入るということを、もっと評価してもいいように思います。
同じレベルのCPUを搭載したSurface3が、X205TAの不満点をどこまで解決しているのか。Surface3を入手できましたらレビューしたいと思います。
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