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デジカメが売れなくなった本当の理由

デジカメとiPhone

カメラが楽しくて仕方がない毎日です。皆さん写真撮ってますか?撮ってますよね。どこかのカフェや飲食店に行けば、どこからか聞こえてくる「カシャー!」耳を突き刺すような音も聞き慣れてしまい、いつからか気にならなくなりました。人間慣れってしまうと、最初は鬱陶しいなと思っていたものも、何とも思わなくなってしまいます。けたたましく鳴る車の盗難防止ブザーが、いつの間にか気にならなくなったのと同じです。

今日お話ししたいのは、デジタルカメラが売れなくなった理由についてです。

デジカメWatch 記事:CIPA、2017年のデジタルカメラ出荷見通しを発表

こちらの記事を見ると、年々デジタルカメラの売り上げが下がっているのが分かります。とくに顕著なのが、レンズ一体型のカメラ。いわゆるコンデジと呼ばれるカメラです。

2010年ごろから、コンデジとスマートフォンの売り上げが逆転しました。スマートフォンのカメラは年々急速に進化し、コンデジと肩を並べるほどになりました。コンデジで撮った写真とスマートフォンで撮った写真を見比べても、もうスマートフォンで十分と思えるぐらい、スマートフォンの写真は綺麗になりました。

スマートフォンのカメラで十分と思ってしまえば、わざわざカメラを買う必要はありません。年々売上が下がる中、コンデジも進化しています。

進化しても売上が下がってしまうのは何故でしょうか。それは、日本人が撮るものに原因がありました。

食事

日本人は食事の写真ばかり撮ります。これがデジカメが売れなくなった最大の理由です。

食事の写真は簡単に撮れる

食事の写真なら、スマートフォンで十分です。日本人が撮る食事の写真は、だいたいランチかカフェです。経済状況が良くないために、夜の外食を控える人が増えています。ランチやカフェは値段が安いので、比較的懐が痛みません。

昼間の店内で撮る写真は、スマートフォンでも十分に綺麗に撮ることができます。外からの明るい光が店内を照らすことで、暗所性能が弱いスマートフォンでも、綺麗な写真が撮れる環境です。さらにスマートフォンで撮影する被写体は、目の前にあります。遠くもなく近くもない、1番撮りやすい状況です。

撮影するのに十分な明かりと、適正な被写体の距離。写真を撮るには最高の環境といっていいでしょう。

この状況で撮影するのに、コンデジやレンズ交換式カメラ(一眼レフ、ミラーレス)は必要ありません。大げさなカメラを使わなくても、スマートフォンで瞬時に綺麗な写真を撮ることができます。

デジカメの売上が下がっているのは、食事の写真しか撮らないので、スマートフォンで十分だからでしょう。

食事の写真を撮るのは日本人だけ

最近は海外の方も食事の写真を撮るようになったようですが、ここまで食事の写真を撮っているのは、日本人だけ。では、海外の人は何を撮っているのでしょうか。

人を撮ることが多いようです。友人や家族との楽しい写真を撮っては、SNSにアップしています。Facebookで海外の友達と繋がっている方がいる方は、海外の方の投稿を見てください。どれも楽しいそうな人たちの笑顔で溢れた写真ばかりです。

反対に僕ら日本人は、とにかく食事の写真ばかり。スクロールしてもしても、食事の写真ばかりでてきます。

これではカメラが売れなくなるのは当然です。撮るものが食事しかないのですから。

今の状況では、ますますデジカメは売れなくなるでしょう。食事以外のものを撮る習慣が生まれないことには、日本のデジカメの市場は無くなってしまうかもしれません。

 

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