任天堂の新型携帯ゲーム機、new NINTENDO 3DSが発売されました。僕も購入しましたので、早速レビューしたいと思います。

画面が大きくなって鮮やかになった

新しく発売された3DSは、2つのサイズがあります。newニンテンドー3DSと、newニンテンドー3DS LLです。すでに2サイズの3DSが展開されている2つのサイズが、リニューアルしたと思っていただければいいでしょう。ただし、小さいほうのnewニンテンドー3DSは、旧機種のニンテンドー3DSより、若干液晶画面が大きくなっています。上が面が3.53インチから3.88インチへ。下画面は、3.02インチから3.33インチへ変更されています。実際に液晶画面が大きくなったnewニンテンドー3DSを使ってみると、旧型の3DSより、かなり大きくなったように感じます。このサイズなら、ニンテンドー3DS LLじゃなくても、かなり迫力のあるゲーム体験ができることでしょう。

ただ画面が大きくなっただけではなく、液晶の画質もアップしているように思います。明らかに前の3DSより、色が鮮やかに感じました。画面サイズも大きくなって、液晶も鮮やかになったnewニンテンドー3DS。どちらの3DSを買うべきかと聞かれたら、迷わずnewニンテンドー3DSを薦めるでしょう

3Dも見やすくなった

新しい3DSは、自慢の3D機能もパワーアップしました。今までの3DSは、少し顔をずらすと、3Dがブレてしまいました。少し顔を動かすだけで画面が見にくくなってしまうため、あまり3D機能を使っていない方が多かったかもしれません。しかし、新しい3DSは違います。「3Dブレ防止機能」が搭載され、顔が少々ずれても、上画面の上部にあるカメラがプレイヤーの顔の位置を追随することで、3Dの表示を顔がずれた位置に調整してくれます。

実際に体験してみると、明らかに今までの3DSより3D表示が見やすくなっているのが分かります。これなら常に3D機能をオンにしてゲームを遊びたくなるでしょう。大きく鮮やかになった液晶画面に、ブレない3D機能のおかげで、今まで遊んでいたゲームも、また違った感じに感じることでしょう。

従来の3DSより操作感アップ

グッとカラフルになった3DSのボタン。この色の配列は、懐かしのスーパーファミコンのボタンカラーです。白の本体カラーに、とても栄えます。

ただカラフルになっただけではなく、ボタンを押したときの感触も良くなっているため、ゲームの操作感がアップしています。左側にある十字ボタンも押したときの感触がハッキリとしているため、旧型の3DSより、操作しやすくなっています。十字ボタンだけではなく、アナログ操作ができるスライドパッドの感触も良くなっています。全体的に部品が改良され、よりゲームプレイに適したコントローラーになったと思います。

新しく追加されたCスティックは、かなり固めの感触。スティックというよりは、ボタン?!と思ってしまうぐらい固めです。あくまで補助的なスティックということでしょう。、配置スペースの問題で、このサイズとかなり固めの感触になったのではないかと思われます。

きせかえで本体の外観を変えることができる

newニンテンドー3DSは、きせかえプレートを購入することで、本体の外側の外観を変えることができます。携帯電話によくあったきせかえですが、3DSは2画面という本体の作りになっており、きせかえる部分が2つあります。比較的広い面積を活かすことで、携帯電話のきせかえオプションにはない、楽しさを作り出しています。マリオやルイージなど任天堂の人気キャラクターや、他にも他のゲームの人気キャラクター、カラフルな模様等々、かなりの種類のきせかえプレートが用意されています。これからも続々ときせかえプレートが発売されていくようなので、自分だけのnewニンテンドー3DSを作り出すことができるでしょう。

僕はヨッシーのきせかえプレートを購入しました。白いnewニンテンドー3DSに、ヨッシーの緑色がマッチしていると思います。反対側から見たら、思わず声をかけてしまいそうな可愛さです。

モノとして存在することでのエンターテイメント

スマートフォンの普及と高性能化により、家庭用ゲーム機や、携帯型ゲーム機の市場がかなり小さくなっています。無料や数百円のゲームが氾濫し、1本5,000円ほどする昔ながらのゲームが売れなくなっています。任天堂の業績も下がっており、スマートフォンでゲームを出せばいいという声が大きくなってきています。しかし、今回発売されたnewニンテンドー3DSを触ってみると、任天堂はスマホではゲームを出しませんよという意思表明だと感じました。スマートフォンという画面しかないデバイスで、さらに持っている人によって、使っている端末が違うという環境では、任天堂の遊びを提供することはできません。触って楽しい、見て楽しい。それをみんなで持ち寄っても楽しい。スマートフォンのゲームは、様々な端末があるため、中身のゲームだけしか遊びを提供できません。任天堂は、スマートフォンの中のゲームだけを提供する遊びを提案する会社ではないのです。モノとして触って楽しい、そしてそのモノを使った遊び(コントロール)を提供する会社なのです。ただコンピュータの中のゲームを提供する会社ではないのです。この辺りを履き違えて、スマホでーゲームを出せばいいと言っている人が多すぎるように思います。

今の任天堂を取り巻く環境はかなり厳しいと思います。しかし、それでも任天堂は、自分たちのエンターテイメントをやっていきますという意思表明を、このnewニンテンドー3DSで感じました。ただ高性能な端末を出すのではなく、それを取り巻く環境を含めた遊びが、任天堂の遊びなのです。任天堂らしさが存分に詰まったnewニンテンドー3DSを、一人でも多くの人が体験してほしいと思います。

 

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