Apple製品を使っていれば、Appleのデザインというものが、他社とは明らかに違うというのが分かります。奇をてらったデザインではなく、機能美を追求したデザイン。使えば使うほど、その心地の良いデザインが体に馴染んでいきます。

そんなAppleのデザインに焦点を当てた本を読みました。iPhoneやiPod touch、iPad mini、Mac Proなど、数々のApple製品の細かい作りについて解説してあります。この本を読まないと気付かないことが多々あり、Appleファンとしましては、読んでよかったと思える本でした。ゴールドのAppleのデザイン戦略のほうが、Apple製品についての細かい解説本になっています。モノ作りが好きな男性の方が読んだら、興奮すること間違いなしです。

誰も気付かない所もデザイン

同じように見えるiPhone5とiPhone5sも、縁取りのダイヤモンドカット部分が、iPhone5sのほうが滑らかになっていたり、Appleのリンゴロゴの丸い部分のエッジが、iPhone5sのほうがシャープになっています。手元にあるiPhone5とiPhone5sを見比べて見ましたが、この本に書かれているように滑らかになっています。

この本の面白いところは、製品の外観だけではなく、おそらく僕らが目にすることはない、製品の内側まで解説してある点。僕が見た瞬間に感動したのは、iPad miniとiPod touchのボディー内部の写真。外側の裏面にあたる、ボディーの内側までとても滑らかになっているのです。こういった製品のボディーの内側は、削り後がたくさんあるそうです。僕らユーザーが目にする部分ではないので、手間を掛けて滑らかにする必要はありません。手を抜いて問題ない部分も、芸術と呼べるぐらい美しく仕上げる。こういったところに、Appleがデザインを大切にする姿勢を感じます。

目に見えるモノだけをデザインするのではなく製造効率を良くするためにデザインをする。修理がしやすいように内部の作りをデザインする。製品を手に取るユーザーが、最高に心地よく製品を購入できるよう、販売の仕方をデザインする。製品を購入したユーザーが箱を開けた時に、最高にWowとなるようにパッケージもデザインする。ユーザーが最高に快適に製品を使えるよう、ユーザーインターフェイスをデザインする。Appleが手がけるものすべてに、デザインというものが根底にあるのです。

快適すぎて気付かないのが最高のデザイン

こういったことは、指摘されないと気付きません。おそらくほとんどの方は、とくに不満を感じることなくApple製品を使っているでしょう。気付くことなく、普通に使えるのが最高のデザインなのです。違和感を感じたり、ストレスが溜まるものは、良いデザインではありません。

快適すぎて気付かないのが最高のデザイン。そんなApple製品ですが、たまにはデザインを意識しながらApple製品を使って、Appleのデザインを感じてみませんか。

スティーブ・ジョブズが得ていた驚きの特許の数々 « WIRED.jp
様々なものに特許が。

モノ作りという観点から見ると、すべてのApple製品を所有したくなってきました。

Appleのデザインに焦点を当てた2つの本を読んで、改めてAppleのモノ作りの凄さを感じました。僕の家には、iPhoneが2台、iPad mini Retinaディスプレイモデル、iPad Air、Apple TV、MacBook Air、iMacと、いったいどれだけのApple製品が家にあるのか分からない状態になっています。これ以上Apple製品を買う必要がないほど、Apple製品に満足しています。しかし、この2冊の本を読んで、やっぱり自分が持っていないApple製品が欲しくなってきました。

Mac ProとiPod Touchがほしい

そしてiWatch

 

Twitter でおーの ゆーやをフォローしよう!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です