安かろう悪かろうという言葉は過去のもの。安いコンピューターは使い物にならない。これがガジェット界の定説でした。そんな定説は昔のことで、今のコンピュータは違います。
パソコンやスマートフォンは、安くても使えるものばかりになりました。
安いガジェットを見てみる
安かろう悪かろうでなくなってきたのは、技術の進化が止まってきたことが大きく影響しています。毎年倍々ゲームの勢いで性能が向上してきたCPUも、頭打ちになっています。今でも少しずつ性能は向上していますが、大きな進化は難しそうです。
進化が止まってきたことで、安いモデルが恩恵を受けています。上の機械が頭打ちになってきたことで、下のモデルの性能がジワジワと上がってきたのです。
安いガジェットで使えるものを見てみましょう。
安いスマートフォン一覧
HUAWEI P20 lite
3万で買えるスマートフォンだが、不満を感じることが少ないスマホ。カメラ、LINE、InstagramなどのSNS、メール、ネットショッピング、YouTubeやNetflixなどの動画閲覧、音楽再生、スケジュール管理などの実務的な用途でも。10万を越すスマートフォンとの差を感じにくいモデル。
moto g6
こちらも3万で買えるスマートフォン。あまり独自のカスタマイズがされておらず、素のAndroidに近いスマートフォン。昔の日本製のパソコンを思い出してほしい。よく分からないソフトやカスタマイズがされているせいで、動作が遅くてイライラした記憶があるのではないだろうか。あのような独自のカスタマイズがされていないおかげで、性能が高くなくても快適に使えるスマートフォンだ。
安いノートパソコン
ASUSU E203MA
4万で買えるパソコンだが、軽いのが特徴。安いノートパソコンは重いモデルばかりだが、MacBook並みの軽さになっている。ストレージ容量が少ないが、何でもインターネットで処理する時代になった今、使い捨て感覚で使えるノートパソコンと言ってもいいだろう。
ideapad 320
5万で買えるオールインワンパソコン。今では珍しい、DVDドライブを搭載しているノートパソコン。保存する媒体がハードディスクのため、少々データの読み書きに時間はかかるが、コストパフォーマンスは高い1台。
安いノートパソコンで出来ること
スマホもノートパソコンも、安いモデルでも実用的なものがあるのが分かっていただけただろうか。安いパソコンでも高いパソコンでも、基本的には同じことができますが、性能的な差から難しいこともあります。
正直しんどいことはしないほうがいい。ストレスが溜まるだけです。出来ないことは諦めて、やれることだけに注力しましょう。
安いノートパソコンで出来ること
- ヤフーを見る
- Googleで検索をする
- ネットの記事やニュースを読む
- ブログを読む
- 野球の途中経過を確認する
- メールを送る
- LINEを送る
- Twitterをする
- Instagramを見る
- Facebookをする
- カレンダーで予定を確認する
- Amazonで買い物をする
- 楽天市場で買い物をする
- ZOZOTOWNで服を買う
- 楽天トラベルで宿を予約する
- 航空券を購入する
- 高速バスを予約する
- 食べログなどで飲食店を調べる
- Googleマップで地図を調べる
- DVDの動画を再生する(DVDドライブが必要)
- YouTubeで動画を見る
- Netflixで映画やテレビドラマを見る
- Amazonプライムビデオで映画やドラマを見る
- Spotifyで音楽を聴く
- iTunesで音楽を管理する
- Google Play Musicでクラウドに上げた音楽を聴く
- Steamで2Dのゲームをする
- Skypeでテレビ電話をする
- Wordで仕事の会議の議事録を作成する
- Excelで仕事の資料を作る
- PowerPointでプレゼン資料を作る
- メモ帳などのテキストエディタで文章を打つ
- ブログの記事を書く
- 色味を変える程度の写真編集をする
- 写真に文字を入れる
安いノートパソコンの記事に必ず書いてあるのは、軽いオフィス作業なら問題ありません ということです。軽いオフィス作業って何のこと?って思う方もいるので、あえて具体的に出来ることを書きました。
みんながパソコンでやりたいと思っていることができるはずです。高いパソコンじゃなくても、みんながやりたいことはできるのです。
車に例えてみます。クラウンじゃなくてカローラでも、名古屋から広島まで行けますよね。どちらが快適かといったら、値段が高いクラウンでしょう。高級車だけあって、馬力、乗り心地、車内の広さが違います。モノには値段なりの差があるのが常ですが、昔ほどクラウンとカローラの差はなくなっています。カローラのような大衆車でも、快適に長距離ドライブができるようになっています。
パソコンも車と同じで、昔ほど差がなくなっているのです。
90年代に大ブームを巻き起こした格闘ゲーム。永遠に色褪せないストリートファイター2が、3万で買えるノートパソコンでプレイ可能です。今どきの3Dグラフィックのゲームは楽しめませんが、90年代のゲームは快適にプレイできます。今遊んでも、十分に楽しめます。
最新のゲームは無理でも、一昔前のゲームなら動く。これが安いノートパソコンの性能です。
2018年の安いノートパソコンの選び方
安くても実用的ですが、どうせなら少しでも良いものを選びたいところ。2018年の今、安いノートパソコンを買う条件を教えます。
- Atomはやめろ
- CeleronはN4000以上
- メモリーは4GB以下は駄目
- できたらハードディスク(HDD)は避ける
この条件を守れば、きっと満足できます。
AtomとCeleronというのは、パソコンの頭脳ともいえるCPUです。安いパソコンは、AtomやCeleronというものが入っています。Core iシリーズのほうが性能が良いので、Core iシリーズがいいのは当然です。安いノートパソコンでCore iシリーズは諦めましょう。
メモリーも8GB欲しいところですが、安いパソコンは4GBでしょう。2GBのノートパソコンだけは避けてください。
性能の悪いパソコンだからこそ、データの読み書きが速いSSDです。保存できる容量の大きいハードディスクに惹かれますが、性能の悪さをカバーするためにも、SSDというものを選びましょう。
コンピュータの話は難しすぎます。専門用語を並べても分からないかもしれません。
排気量が小さいエンジンを搭載している、コンパクトカーで我慢しよう。
車と同じでパソコンも、安いもので十分です。安いパソコンをどう使うかが大事。高いものを買って宝の持ち腐れになる前に、安いノートパソコンも検討してみてください。
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