Chromebookの意外な使い道を見つけました。先日の出来事です。ハードディスクスタンドを使って、Windows PCのハードディスクをクローン化し、SSDにコピーしました。コピーしたSSDをノートパソコンに換装し、知人のパソコンは見違えるように早くなりました。クローン化は失敗することがあるので、いつもドキドキしますが、無事に成功してホッとしたのですが、、、

Outlookのアドレス帳(連絡先)がない、古いメールも消えていると知人から連絡がありました。

Outlookの内部的な要因で、データがうまくクローン化されていなかったのかもしれません。クローン元のハードディスクがあるので、そこからOutlookのデータ、pstファイルだけを抜き取れば何とかなるだろうと思ったのですが、、、

クローン元のハードディスクを、WindowsPCに繋ぐと、エクスプローラーにストレージとして認識されません。

ディスクの管理を立ち上げると、ストレージとして存在しているのは分かりますが、未割り当てで、ドライブ文字が割り振られていません。

何とかドライブ文字を割り当てて、中のデータが見えるように試みましたが、どうやっても中のデータを見ることが出来ません。WindowsのOSが入っているストレージなので、外付けのHDDのように、普通に中のデータを見ることができない可能性があります。

万事休すかと思ったとき、Chromebookが目に入りました。これに繋いだらどうなるだろうか。

USBでハードディスクを接続し、Chromebookに繋ぐと、、、

なんとストレージとして認識します。

認識したストレージをダブルクリックしていくと、元々あったWindowsの構造のまま、データを見ることができます。pstファイルがあるoutlookのフォルダーを見つけ(ドキュメント)、pstファイルをChromebook内にドラッグすると、、、

データのコピーが始まりました!

pstファイルの容量が9GBもあって、コピーするのに15分ぐらいかかりましたが、無事pstファイルを取り出すことができました。Chromebookに取り出したpstファイルをUSBメモリーにコピーします。pstファイルが入ったUSBメモリーを、復元したいWindowsパソコンに繋いでOutlookを立ち上げます。

  • ファイル
  • 開く/エクスポート
  • 他のプログラムまたはファイルからのインポート
  • 参照をクリックして、USBメモリーのpstファイルを選択
  • 重複した場合、インポートするアイテムと置き換えるを選択
  • 次へ
  • インポートするフォルダーを選択
  • 完了

これでOutlookの連絡先(アドレス帳)と古いメールが全部元に戻りました!

クローン元のストレージにあるpstファイルを、Windowsで取り出せなくて困りましたが、まさかChromebookで取り出すことができるとは。

Chromeしか使えないパソコンという印象のChromebookですが、意外とファイル操作にも使えることが分かりました。

その後、Androidスマートフォンにもクローン元のHDDを繋いでみましたが、Androidスマホでは認識しませんでした。

今回のようなケースは稀かもしれませんが、もし同じようなことで困っている方がいたら、Chromebookを使ってみてください。

 

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