発売から1年経って、やっと完成の域に達したようです。本日Kindle Voyageで本を読んでいたところ、容量が足りないため、バージョンアップできませんと表示されました。すぐに容量の大きそうな本を何冊か削除し、Kindle Voyageを放置しておいたら、Kindle Voyageのバージョンアップが始まりました。

バージョンアップしても、とくに変わらないだろうと思いましたが、想像以上に大きなバージョンアップでした。数回のバージョンアップを経て動作も安定し、大きな不満はなくなっていましたが、今回のバージョンアップで完成形になりました。発売からそろそろ1年になろうとしていますが、Kindleの最上位機種らしい完成度になりました。

サクサク感アップ

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一番嬉しかったのは、サクサク感がアップしたということです。発売した当初のKindle Voyageは、ページを捲った時の速度が、最下位機種のKindleより遅いという状況でした。2万も払ったんだから、もう少しサクサク動いてくれないかなぁと思うほど。何度かバージョンアップしているうちに、動作速度は不満のないレベルになってはいましたが、今回5.6.5にバージョンアップしたことで、さらにサクサクと動くようになりました。

このレベルで動いてくれれば、もう文句はありません。

ハイライト機能もやりやすくなった

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気になった文章に線を引くことができるハイライト機能というものがありますが、このハイライト機能が使いやすくなりました。今までのKindle Voyageは、思ったところに線が引けず、線を引くだけでストレスが溜まっていました。今回のバージョンアップで線を引きやすくなったことで、より良い読書体験ができるようになりました。

わざわざ線を引くために、Kindle Voyageで読んでいる本を、わざわざスマートフォンのKindleアプリでも開いておいていたほどです。これからは、手間のかかる
使い方をすることなく、気になった箇所に線を引いていくことができます。

辞書機能も進化

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一番変わったのは辞書機能かもしれません。気になった語句をハイライト(線を引くこと)すると、瞬時に辞書で調べてくれるようになりました。意味が表示されている箇所を右にスライドさせていくとWikpediaでも検索してくれます。さらに、右へスライドさせると、日本語から英語の単語で調べてもくれます。

線を引きやすくなったことで、今まで以上に語句の意味を調べたくなります。当たり前のように使っている日本語も、辞書で調べてみると、思わぬ意味があったりして、なかなか面白いですよ。気になった言葉をその場で調べることができるというのは、電子書籍の大きな利点の一つです。

3つのKindle全てがバージョンアップしています

今回のバージョンアップは、Kindle Voyageだけではなく、すべてのKindleが対象でした。一番安いKindleも久々に立ち上げてみたら、同じようにバージョンアップされました。しかし、処理速度がやや厳しい感じで、サクサクになったKindle Voyageを体験してしまうと、もう戻れません。発売から1年近くかかりましたが、やっと2万オーバーの価値が出てきたと言えるでしょう。

今Kindle Voyageを買うのもあり

そろそろKindle Voyageの後継機種が出てもおかしくはありません。真ん中のモデルのKindle Paperwhiteはバージョンアップして、ディスプレイの解像度がKindle Voyageと同じ解像度になりました。最上位機種とあまり差がなくなってしまったので、Kindle Voyageのバージョンアップも近いと考えるのが当然ですが、これ以上どうバージョンアップするのか、想像がつかないのも事実です。数回のバージョンアップを経て、ついに完成形になったとも言えるKindle Voyage。本しか読めない端末に2万以上も払えるのか。読書に対する価値観が問われるところでしょう。

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