外出時にスマートフォンで、動画を見るのが当たり前になりました。これまではスターバックスなどのカフェのWi-Fiを使って動画を見ていましたが、スマホの大容量プランが浸透したことで、電車の中でも動画を見ている人が増えています。
みんなが動画をパケットで見る=通信回線が逼迫する
大容量プランが浸透したのは、ドコモのアハモ(ahamo)のおかげです。ドコモのアハモってダジャレでもなんでもありません。ドコモが作った、オンライン専用ブランドです。菅内閣時に、通信容量の引き下げを要求されて始まりました。オンライン専用で安くて大容量というプランで、今一番人気の通信プランです。
自分でキャリアを乗り換えたりできる方は、すでにahamoを使っているでしょう。それ以外の方は、仕方なくドコモのままじゃないでしょうか。ドコモで料金を安くするには、ほとんど通信をしないと安くなる、段階性のプランにする必要があります。
どんどん使うと便利なスマートフォンを、外ではどんどん使うなという、本末転倒なプランです。しかし、オンラインで契約すれば、安くて大容量になりますよと。
ユーザーを馬鹿にしすぎ
過去にも高額なキャッシュバックが問題になりました。この業界の風潮として、長期顧客を冷遇します。一番大事なお客様は、ずっと高いお金を払い続ける。乗り換えてくる新しい客には、手厚く割引く。
国からチャチャを入れられて、仕方なくオンライン専用ブランドを作りました。しかし、顧客が一番望むものを、オンラインでしか提供しません。これまでのドコモユーザーは、高いお金で使い放題か、外ではスマホを使わないという二者択一になります。スマートフォンというものは、たくさん使うから便利な道具です。
どこでも通信できるのが最大の特徴なのに、どこでも通信しない
日本をIT後進国にしているのは、大手3キャリアのせいでしょう。
予想外にahamoが増えた結果
ahamoが始まる時、ここまでユーザーが増えるとは思いませんでした。いくら安くて大容量といっても、オンライン専用という敷居が高いからです。docomoからahamoに移行しやすい仕組みだったり、店頭で有料でahamoへの乗り換えのお手伝いをしたおかげで、2022年現在、ahamoのユーザー数は300万を越えているようです。
8300万以上いると言われているドコモのユーザーと比較すると、アハモはドコモのユーザー数の5%にも達しません。この差はジワジワと縮んでいくでしょうが、ahamoのユーザーは、最低料金で20GBも通信できます。これまで節約していたユーザーからすると、使い放題に近い感覚です。YouTubeやNetflixを見ることを我慢せずに外でバンバン楽しむことができます。
バンバン通信すると渋滞する。
車もそうです。大型連休になると、渋滞が発生します。みんなが一斉に休みになることで、たくさん車が走ることで、渋滞を引き起こします。スマホのパケット通信もそうです。昼休みや夜、人が多い繁華街に行くと、通信スピードが落ちます。同じ基地局にたくさんの人が通信をしだすことで、キャパオーバーになります。
ahamoのユーザーは、どんどん増えていくでしょうから、今後さらに通信速度は低下します。
通信しない使い方
電車で移動していると、人が多い繁華街を通ることもあります。途端に通信スピードが落ちるのは、人が多い場所に来たからです。再読み込みをしても、ページを中々読み込まないのは直りません。その場所を離れると、途端にデータを読み込み出します。
データを読み込まないと、向きになって読み込んでやろうと思ってしまいます。こういう時はムキになってはいけません。
通信することを諦めましょう。
通信するのではなく、通信しないことを選択しましょう。
通信しないスマホの使い方
通信せずにスマホを使うにはどうしたらいいのでしょうか。
端末にコンテンツをダウンロードして、通信をほぼしないでコンテンツを楽しみましょう。ストリーミングで常時通信しないと使えないサービスは諦めて、Wi-Fi環境などでダウンロードしておいたコンテンツを、通信せずに楽しみましょう。
Kindle
個人的におすすめはKindleの電子書籍です。予めスマートフォンに本をダウンロードしておけば、通信速度が低下する環境でも大丈夫。
電車の中では、ずっとKindleアプリで本を読む。
これぐらいの感覚で、スマホを使っていきましょう。どんどん悪くなる通信環境に抗うことなく、通信しないという使い方を模索していきましょう。
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