新しいiPadが発表されました。想像していた範疇ではありますが、いよいよ時代が変わるときがきたのかなぁと思います。
2010年にiPadが発売されたとき、誰もが新しい未来を信じました。これこそが未来のコンピューティングだと飛びつきましたが、現実は違いました。当時の技術では、未来を実現するのは不可能だったのです。
急速に進化するスマートフォンの恩恵を活かして、iPadは着実に進化していきました。その結果生まれたのが、2015年に登場したiPad Proです。
何かを見るだけの道具から、何かを生み出すための道具へ
Apple PencilとSmart Keyboardというアイテムを使い、よりクリエイティブな道具に舵を切りました。
何かを生み出すには十分な性能を手に入れたことで、新しいステップを踏み出しました。それから3年経ち、ほとんどのノートパソコンを凌駕するレベルの性能になりました。
フル機能のPhotoshop
プロ向けのアプリがないという、iPad最大の弱点が解決されます。いよいよiPadだけで作品を作るアーティストが出てくるでしょう。より直感的な操作のiPadだから実現できる世界がやってきます。
iPad ProにApple Pencilがくっついて充電されるようになります。そのために、側面をカバーさせないケースを作らせます。本体背面にSmart Connectorを移動し、本体と磁力でくっつくケース。Smart Keyboardはありますが、あくまで補助的な道具です。思いもよらないモノが、iPad Proとくっつくようになるかもしれません。
最高の板に
ホームボタンはなくなり、iPadを触ることなく使い始められます。iPadを触る時は、何かを操作するときだけです。表は全部画面になって、全て操作するためのものになりました。
アプリ次第で、板は自由に変化します。読書、映画、音楽といったコンテツの視聴だけではなく、クリエイティブなことをするようになります。写真編集、動画編集、音楽編集、文章作成をするときは、直接画面を触って操作します。直接触ることで何かを生み出します。マウスやトラックパッドといった間接的なインターフェイスではなく、触るという直接的なインターフェイスです。
マウスやトラックパッドが使えないから使いづらいと、散々文句を言われてきましたが、マウスやトラックパッドを使えるようにはならないでしょう。このままタッチするだけのデバイスとして進化していくはずです。
モバイルの基地になる
1TBというとんでもない容量も選択できます。そんなに容量があっても使いみちがないと思うでしょう。これまでのiPadだったらそうでした。汎用性の低いLightning端子を介してしか、大容量のデータを転送できませんでしたから。
Lightning端子からUSB Cに変わりました。Macと繋げてデータを転送するのではなく、iPad Proと何かを繋げるようになります。そのための1TBというストレージです。フルサイズ一眼レフカメラをUSB Cで接続し、高速に写真を転送。フル機能のPhotoshopで編集し、iCloudなどのクラウドやWebサービスを通じて、作品を送ったり発表する。
もうMacはいらない
ようやく実現するときが来ました。iPadだけで生きると挑戦し、多くの人が挫折してきました。いい線までいくけど、やっぱりMacやWindowsパソコンが必要。このコンピュータの常識が、2019年に塗り替えられます。
iPadだけで全てが完結する未来がやってきます。2019年コンピュータの未来が始まります。
[box class="blue_box" title="もがいていたiPadの姿"]iPadに悪戦苦闘している過去記事です。[/box]
そう遠くない未来に、こんなときもあったねぇと笑っていることでしょう。
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