DropboxのProプランが1TBになりました。なぜこのタイミングで大幅に容量を増やしたのでしょうか。それは、ライバル各社が、相次いでクラウドストレージサービスの容量を増やしたり、使用価格を下げてきているからです。ライバル各社が、先行するDropboxを追いつけ追い越せと、どんどんサービスを良くしてきています。この分野で先駆者のDropboxも、うかうかとしていられない状況なのです。
クラウドサービス各社の内容を確認
簡単に、各種クラウドサービスの無料プランと、有料プランを比較してみました。
サービス名 | 無料容量 | 有料容量 | 月額 |
---|---|---|---|
Dropbox | 2GB | 1TB | ¥1,200 |
Googleドライブ | 15GB | 100GB,1TB | 1.99$,9.99$ |
One Drive | 15GB | 100GB,200GB | ¥190,¥380 |
iCloud Drive | 5GB | 20GB,200GB,1TB | $0.99,$3.99,未定 |
ほぼ横並びになっています。今回Dropboxが有料プランを改定したことで、Googleドライブのサービス水準に追いついたといえるでしょう。しかし、Dropboxがサービスを改定した大きな要因は、AppleのiCloud Driveでしょう。
現在のiCloudは、ファイルをやり取りするという観点からいくと、あまり満足のいくものではありません。有料プランもありますが、現在はiPhoneのバックアップ程度の使い道しかないため、積極的に有料プランを選択する理由が見当たりません。しかし、iOS8とYosemite以降、iCloudは大きく変わります。ついにDropbox的な使い方ができるようになります。iPhoneユーザーは、Appleユーザーすべてが対象ですから、いつのまにかiCloud Driveを使うようになるでしょう。膨大なiPhoneユーザーを抱えていますから、そのユーザーほとんどが、iCloud Driveを使えるようになります。iPhoneを購入すると、最初から付いてくる標準サービスですから、わざわざアプリをダウンロードしないと使えないDropboxより、大きなアドバンテージになります。Cloud Driveの登場により、順調に延びてきたDropboxユーザーの数が、止まってしまう可能性があります。
Dropboxにしかない良い点は
使い勝手が良いのがDropboxの良い点ですが、意外に知られていない素晴らしい機能があります。それは、「ファイルの履歴が残る」ということです。これはどういうことか説明しますと、Dropbox内で保存したデータは、すべて履歴が残っており、3回までさかのぼって、ファイルを元に戻すことができるのです。
分かりやすく説明すると、間違って上書き保存をしてしまって、頭を抱えたことはありませんか。そういったときに、Dropboxにデータを保存してあると、上書き保存した前のデータに戻すことができるのです。これは、実際にしまった!!となり、データを無事に戻せたときに、この機能が有り難さが身にしみます。
30日までさかのぼって古いファイルを元に戻すことができます。Proプランの方は、さらに月額$3.99を払うことで、無制限にファイルを戻したり、消してしまったファイルを復元できます。
この機能があるから、とりあえずDropboxを通しておくと安心なのです。まずは、無料プランからDropboxを使い始めてみてはいかがでしょうか。※こちらのリンクから、Dropboxに登録すると、お互いボーナス容量が貰えます。
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