製品ラインナップを整理するマイナーアップデートが行われたiPad。
AirのつくiPadはなくなりました。シンプルなiPadという名称と、ProがつくiPad Pro、miniがつくiPad miniの3種類になりました。
miniにいたっては、128GBモデルだけしかありません。9.7インチのiPadと同じように、A9プロセッサーを搭載したほうが、生産効率が良さそうですが、とくにテコ入れをしていきませんでした。
このことから分かるのは、いずれminiは無くなるということです。おそらくAppleは、無印のiPadと、Proの2種類にしたいのでしょう。
入門機としての無印製品と、より性能が良くて機能が多いPro。この2つでiPadの製品ラインナップを再構築しようとしているのでしょう。
Macも無印とProの展開
iPadだけのことかと思いましたが、よーく考えてみると、すでにMacも同じような状況になっています。長年Macを支えてきたMacBook Airは、すでにテコ入れはされていません。一番安いMacBookシリーズとして販売が継続されているだけです。すでにAirという言葉の意味もなくなっていますので、そう遠くないうちに廃盤になるでしょう。
- MacBook
- MacBook Pro
MacBook Airが無くなると、MacBookシリーズはこの2種類になります。薄くて軽くて性能がそこそこのMacBookと、より高機能なプロセッサーを搭載したMacBook Proの2種類になります。Proだけ2種類のディスプレイサイズがあるというのも、iPadと同じです。
ラップトップのMacBookだけではなく、デスクトップのMacも同じような状況です。一番安いMac miniは放置状態で、いつ廃盤になってもおかしくない状況。iMacとMac Proの2つだけが、デスクトップ向けのMacとして存続していくのでしょう。Mac Proも長い間アップデートしていないのが気になりますが、Proとつくものと、iは付いていますが、無印のMacの2種類の展開になるのでしょう。
iPhoneも
iPhoneだけが、この法則からずれている状況です。
- iPhone SE
- iPhone7
- iPhone Plus
現在3種類のiPhoneがあります。今回の商品改定で、ストレージ容量を増やしただけのアップデートで終わってしまったiPhone SE。これといったテコ入れをしてこないところを見ると、iPhone SEもそのうち廃盤になるでしょう。
そうなると2種類のiPhoneが残ります。現在のiPhoneは、画面サイズで名前が違いますが、これをiPadと同じように変えてくるのでしょう。
現在漏れ伝わっている噂で、より高機能なiPhoneが出るという噂があります。値段がかなり高くなって、一番性能が良いiPhoneになるという噂です。画面サイズではなく、機能で差別するiPhoneなんて出るのかなぁと思っていましたが、iPadとMacの製品ラインナップが、無印とProだけになりそうな流れを見ると、iPhoneもそうなるのでしょう。
機能でProと無印のiPhoneに分け、あとは画面サイズで選択してもらうという形になるのでしょう。そう考えると、次のiPhoneは3種類あるという噂が真実味を帯びてきます。
2017年は製品ラインナップ整理の年か
じゃあApple Watchはどうなんだということになりますが、Apple WatchはiPhoneがないと使えないデバイスです。それ単体で役に立つレベルまでいっていません。しばらくは現状のような状態になるでしょう。
ここ数年のAppleは、色々と製品が増えすぎました。僕らのようなAppleファンでも、たまに混乱するときがあります。一般の方からすると、かなり分かりにくい製品ラインナップです。
おそらくAppleもそれを認識しており、改善に向けて進んていることを示したのが、廉価版iPadの発表です。新しいものを求めているガジェットオタクには肩透かしな発表でしたが、無印とProの製品で推し進めていくということになれば、そう遠くないうちに出るであろうProシリーズに期待が集まります。
iPad、iPhone、Mac。2017年中に、Appleからの提案が形になるはずです。どんなProシリーズが登場してくるのか。ガジェットオタクには楽しみな1年になりそうです。
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