スマートフォン業界に大激震が走っている。

ファーウェイ、19年秋にも自前OSか  :日本経済新聞

アメリカと中国がサイバー戦争状態。以前より悪いニュースが続いていたHuaweiだが、僕らユーザーには関係のない話と思っていた人がほとんどだろう。

わりと楽観視していた風潮だったが、あのGoogle様が、HuaweiにOSを供給しない、Googleのサービスを使わせないと言い出した。

Googleのサービスが使えない=スマートフォンじゃない

そう言い切れるぐらい、ネットの世界でGoogleは神様だ。OSのバージョンアップができなくなることは、あまり大きな影響はないだろうが、Googleのサービスが使えなくなったら大変だ。

ファーウェイ、2018年のスマホ出荷台数は過去最高の2億台越え - Engadget 日本版

2018年だけで2億台を越すスマートフォンが販売されている。既存のユーザーにまで影響があれば、何億人というユーザーが不利益を被ることになる。世の中が大混乱してしまうのは当然だ。

ネットの怖さ

すでに経験がある方も多いと思うが、アプリがバージョンアップして、使いにくくなったと感じることはないだろうか。メーカーは良かれと思ってバージョンアップしているが、あまりに画面や操作方法が変わってしまって、ユーザーは戸惑ってしまう。

ネットに繋ぐのが前提になっているので、作り手のほうがコントロールできてしまうスマートフォン。ネットに繋がるせいで、いかようにも出来てしまう。

様々なサービスが使えるようになると、カメラで写真を撮るぐらいしか、Huawei製スマートフォンの使い道がなくなってしまう。

自前でOSを作るというニュースまで出てくるとなると、この問題は解決しないのだろう。

すでにユーザーの手元にある端末には影響ないと言われていたが、通信しないと使い物にならないスマートフォンだからこそ、最悪の結果になる可能性もあるのを覚悟しておこう。

自前のOSに切り替えても、GoogleやAmazonやTwitterやFacebookから締め出しをくらい、多くのサービスが使えなくなれば、自前のOSを投入しても解決しない。

こういった世の中に抗うように、ユーザーエージェントを偽装する機能が搭載されるのだろうか。

どうなるのか読めない状況なので、Huawei製品を買う人はいないだろう。複数台スマホを持っているガジェットオタクは、自前OSを搭載したHuaweiスマホを買うだろうが、一般ユーザーにはリスクが高すぎる。購入台数の殆どをしめている一般ユーザーが買わなくなると、Huaweiの業績に大きな影響を及ぼすのは必死だ。

これから起こりうること

  • EMUI 10がリリースされるも、Android OSではなくなり、Googleのアプリがいっさい使えなくなる。
  • 既存ユーザーの端末も、独自OSへのバージョンアップが始まる。使い勝手が変わるのを嫌う人のために、自分でバージョンアップするかしないかを選択できるようになるが、Googleのサービスが使えないため、バージョンアップをせざるを得なくなる。
  • 販売を予定していたキャリアも、しばらく様子を見るために、P30 Pro、P30、P30 Liteの発売が中止になる。
  • Huaweiのスマートフォンを購入する人がいなくなるので、端末が投げ売りされる。自分で対処できるガジェットマニアが、安くて高性能な端末を買えるので喜ぶ。
  • 安くて高性能な端末の選択肢がなくなるため、比較的安く日本製スマホである、シャープのスマートフォンの売上が伸びる。

こんなことが起こるだろう。

まったく先が読めない状況なので、YouTubeや評論家の方々も、今後どうなるか言及していない。今の段階で予想できることを、ここに書かせてもらった。

こういった状況になってしまっては、Huawei製のスマートフォンの購入は、慎重になったほうがいいだろう。

 

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