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アップルまで時間の奪い合い

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It's show time!

大谷翔平選手の発表でもあるかと思っていましたが、雑誌、動画、ゲームの定額制サービスの発表でした。すでに音楽の定額制サービスを提供しているApple。これで全てのコンテンツを定額制で提供することになります。

すでに様々な定額制サービスが他社から提供されています。どれも素晴らしいサービスです。僕もあれこれ契約し、様々なコンテンツを楽しんでいました。楽しんでいますではなく、楽しんでいました。

あれこれ契約すると、結構なお金になります。5,000円なんて軽く超えてしまいますが、問題なのは金額ではありません。

時間

お金以上に時間が足りません。あれもこれも楽しめてしまうせいで、どのサービスも中途半端にしか使えません。毎日働く必要がなければ、あれもこれも楽しめるのでしょう。残念ながら働かずに、サービスのお金を払うことはできないのが現実です。

すでに飽和状態の領域に、アップルまで入ってきました。これからはハードの会社ではなく、サービスの会社になるんだという報道もありますが、ハードの会社であるために、サービスを前面に押し出していくのです。

自社のハードを使ってもらうためには、自社が提供するサービスで、ユーザーの時間を奪うしかないのです。

テクノロジーが進化し、あらゆる産業を変えました。同業者だけ見ていればよかった時代は終わりました。自分の会社でお金を使ってもらうには、その人の24時間をどれだけ奪えるかです。

Netflixの社長が、ライバルはフォートナイトというゲームだと発言しました。ずーっとゲームをしていたら、Netflixで映画を見る時間なんてありません。ライバルはアマゾン、グーグル、アップルといった、同じようなサービスを提供している会社ではないのです。

この流れはどんどん加速します。スターバックスというカフェがあります。Wi-Fiや電源があることで、おひとりさまに大人気です。コーヒーを飲むというより、ノートパソコンを使うために、スタバを利用している人も多いでしょう。

スタバで文字を打って仕事の資料を作っている人が、歩きながら文字を打てるようになったらどうでしょうか。スタバに行かなくてもいいのなら、スターバックスの売上は下がるかもしれません。

そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、Simejiの音声入力を使ってみると分かります。座らなくても文章が作れるのです。立って何かをしながら文章が作れるのなら、スポーツジムのランニングマシンで激しく足を動かしながら、一人喋り続ける人が増える日も来るでしょう。

SHOWTIME

大谷選手が二刀流で活躍しまくれば、僕らは野球に釘付けになり、動画やゲームを楽しむ時間が減ってしまうでしょう。

今日も明日も24時間。24時間という変えられない檻の中で、世界中の人たちが時間を奪い合う戦い。

小さな島国でカタコトとキーボードを打っている僕も、アップルに宣戦布告です!

 

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