携帯電話料金が高い。新しい料金プランを発表しても高い。国が介入しても高い。もう何をやっても高いと思われているのがスマホの料金だ。
諸悪の根源は、スマホの本体代と、通信料金が合算されていてよく分からないから。そんな中docomoが新しい料金プランを発表した。たしかにシンプルにはなったが、特段安くなった訳ではない。
目先を変えて安そうに見せているだけ。冷静に考えてみれば分かる。当たりを見渡せば、たくさんのdocomoショップ、auショップ、SoftBankショップがある。たくさんのお店があるということは、それだけコストがかかる。ある一定以上のお金をみんなから貰わなければ、やっていけないのだ。
何をやっても料金が下がらない=これ以上下げることが出来ない
docomo、au、SoftBankで契約している限り、これ以上料金は安くならない。潔く諦めて、格安SIMカードに乗り換えるか、スマートフォンを持つこと自体を諦めるしかない。
そんな不満ばかりのスマホ業界だが、ここにきて面白い動きが目につくようになった。
大手三大キャリアが分離プランを発表した影響なのかわからないが、スマートフォンの価格が下がってきているのだ。
低スペックのスマートフォンが安いのは当然だが、それなりの性能のスマートフォンも随分と安いのに驚く。
端末代金と通信料金が分離されると、毎月の料金を安くするには、スマホの端末代を安くすること。性能が良くて安いスマートフォンが増えれば、なんとか毎月の料金を下げることが可能になる。
iPhoneのような10万円前後のスマートフォンではなく、十分性能が良くて5万円以下のスマートフォンなら料金はグッと下がる。
6980円+スマホの端末代金(分割払い)
これがドコモの新料金プランのギガホの計算方法。6980円に端末代金を足せば、毎月の料金が算出できる。
iPhone XS Max(64GB)のdocomo販売価格は131,400円(税別)。131,400円を24で割ると5,475円。
6,980円+5,475円=12,455円
12,455円が毎月の料金になる。
では、7月に発売予定のLG style2ではどうだろうか。
予定販売価格36,000円。36,000円を24で割ると1,500円。
6,980円+1,500円=8,480円
12,455円(iPhone XS Max)-8,480円(LG style2)=3,975円(税別)
スマートフォンの値段が違うだけで、これだけ毎月の料金が変わると、安くて高性能な端末を手に入れる動きが加速するだろう。
お値打ちなスマートフォン
基本的にスマホ本体を購入することで、大手キャリアとは契約することになるが、すでにdocomoのユーザーは、今使っているスマホをそのまま使うか、自分でネットなどでスマホを購入し、SIMカードを差して使うこともできる。
お値打ちなスマホを一括で買ってしまえば、それだけ料金も安くなる。
安くて性能が良い、お値打ちなスマートフォンを紹介しよう。
iPhone 7
安いスマホが欲しいといっても、iPhoneじゃなければ嫌だ。安くて性能が良いAndroidスマートフォンに変えることができない方にはiPhone 7。
ここにきて急激に値段が下がっており、40,000円を切ってきた。
スマートフォンの性能を表すAnTuTuベンチマークの数値は170,000。
13万以上の数値のスマートフォンなら、サクサクと超快適に使うことができる。どうしてもiPhoneじゃないと困るという方は、iPhone 7を検討してほしい。
Huawei Nova 3
機種が多すぎてよく分からないのがHuawei。色々と世間を騒がせているが、真実はよく分からない。ただ一つ確かなのは、端末の完成度は抜群にいいということ。ディスプレイ、本体性能、本体の質感。端末の完成度と値段のバランスが優れすぎているため、とりあえずHuaweiのスマホを買っておけば満足できるだろう。
そんなHuaweiのスマホの中でも、ハイエンド端末と同じ処理性能を持っているのが、Huawei Nova 3。
AnTuTuベンチマークの数値は200,000。高性能なスマートフォンだが、値段は4万ぐらい。ストレージも128GBもあり、非常に満足度の高いスマートフォンだ。
Galaxy Note 8
個人的にイチオシなのがGalaxy Note 8。性能よし、カメラよし、画面が大きい。スマートフォンとして妥協のない完成度の上に、ペンが使える独自性も有している。
オンリーワンスマートフォンという何ふさわしいGalaxy Note 8。値段が高くてもいいのなら、最新機種のGalaxy Note 9でもいい。他に代わりがないスマートフォンなのに、評価されない理由が分からない。もっともっと評価されてもいいスマートフォンだ。
端末代がなければ大手キャリアでも安くなる
端末代がなければ料金はグッと下がる。このような状況になってしまった今、iPhoneの売上はますます下がるはず。端末代金さえなければ、docomoでも毎月7,000円程度。通信量が1GBといった制限のあるプランではなく、30GBも使える大容量プランでだ。
どういった生活がしたいのか、自分の生活を振り返って、自分にふさわしい手段を考えてみよう。
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