カフェに行く必要がなくなってきた。
スターバックスでMacBookをパチパチとする、俺仕事しているぜ!ごっこをしていた者としては、言ってることが違うとお叱りを受けそうですが、そろそろカフェは店舗数が減っていくでしょう。
ここまでカフェが増えたのは、従来の喫茶店とは違う魅力があったからです。タバコが吸えるサラリーマンのサボり場所から、人と人が集う場所になり、一人で仕事や勉強をする場所にもなりました。
そういった現象が起きたのは、Wi-Fiが使えるのと、充電が出来るから。当時はWi-Fiが使えて、充電ができるお店が少ないため、スターバックスが選ばれることに。
それから数年が経ち、Wi-Fiはどこでも使えるようになりましたし、充電ができるお店も増えました。もはや積極的にスターバックスを選ぶ理由はなくなりました。
スターバックス以外のカフェも、同等のサービスを提供するようになりました。これからもスタバが積極的に選ばれるとは限りません。時が進むとサービスは同質化します。
サービスが同質化した次に起きるのは、技術の進化によるイノベーション。技術が進化することで、それまでの常識が壊されます。
今起きている技術の進化は、通信技術の進化、バッテリー消費の低減、スマートフォンの高機能化。この3つが、これからカフェを破壊します。
もうすぐ5Gの時代がやってきます。これまで以上に高速に通信できるようになります。現段階でも十分なぐらいに通信速度は向上しています。速度が速いだけではなく、ほぼ無制限に通信できるようになっています。無制限に通信できないからこそ、スタバのWi-Fiを使っていたのです。Wi-Fiを使う必要がないくら自由に通信ができれば、Wi-Fiのあるカフェに行く必要はなくなります。
バッテリーも長持ちするようになっています。より大容量のバッテリーを搭載したり、無駄な処理をしないよう、コンピュータが賢くなっています。ワイヤレス充電がもっと普及すれば、どこでも充電できるようになるでしょう。バッテリーが切れてしまうために、スタバに駆け込む必要もなくなるでしょう。
そして、スマホの高機能化。これまではパソコンでしていた作業も、スマートフォンだけで完結するようになります。手のひらに乗る200g程度のコンピュータと、1kgもあるコンピュータ。同等の仕事ができるのなら、スマホだけで仕事をするようになるでしょう。よいしょとノートパソコンを広げる必要がないのなら、カフェに入る必要はありません。
このように技術が進化することで、カフェに大きな影響が及びます。少しずつ時代は進化しており、あまり気づかないうちに、人の行動は変わっているのです。
カフェで仕事をするのが定着しましたが、そう遠くない未来に、カフェで仕事をする人は大幅に減るでしょう。滞在客の半分以上がパソコンを広げて仕事をしている光景をよく見ますが、そういった顧客がいなくなる日がやってきます。
時代の変化を読み間違えると、経営に大きな打撃を受けます。反対に小さいカフェは、巨大カフェチェーンにはない魅力を打ち出すことができれば、顧客を定着させられるでしょう。
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