本当に発表されました。噂通り、Amazonが「Fire Phone」というスマートフォンを発売します。

Amazonスマートフォン「Fire Phone」は“何でも認識して即買い”機能付きで199ドルから - ITmedia Mobile
日本での発売はあるのか。

噂では9月ぐらいの発売と言われていましたので、思ったより早い発売にビックリしました。iPhone6が出る前に、僕らをワクワクさせてくれそうです。

デザインは普通だけど機能は魅力的

パッと見ると、iPhone?GALAXY?と思ってしまうような、至って平凡なデザインです。しかし、本体性能のほうは、なかなか魅力的なスマートフォンになっています。性能だけを見ると、世の中にあるAndroidスマートフォンと変わりません。しかし、「Fire Phone」最大の特徴は、四隅に配置された4つのカメラ。「Dynamic Perspective」と呼ばれる機能に、この4つのカメラが使われます。この機能は、Webページや電子書籍などでの自動スクロール、音楽再生中の歌詞表示、Amazonで買い物をする商品の360度表示、3D表示を生かした専用ゲームなどに使われるようです。カメラを4つも搭載するということは、それなりにコストも掛かります。そこまでコストを掛けるということは、「Dynamic Perspective」が、「Fire Phone」の目玉機能のひとつなのは間違いありません。

この機能を活かしたゲームというのは、なんとなく想像ができます。Webページや電子書籍などでの自動スクロール機能というのは、すでにSAMSUNGが、GALAXYで実現していますが、あまり便利とは思えない完成度で、使っている人はほとんどいないと思われます。

Amazonならではの機能になるのは、Amazonで買い物をする商品を、360度グリグリ動かして見ることができる機能でしょう。これを実際に実現するには、Amazonのサイトで購入できる商品データに、3D用のデータを作らないといけません。すべての商品が3D対応にはならないかもしれませんが、3Dで見れることで、現実世界の店舗に行かなくても、購入するに値する情報を見ることができるのか。もし実用的な機能ならば、インターネットショッピングの世界が変わっていくでしょう。

日本での発売はあるのか

「Fire Phone」は日本で発売されるか気になるところです。KindleやKindle Fireも、遅れて日本で発売されました。アメリカの発売からすぐにとはいかないかもしれませんが、日本で発売される可能性は高いように思います。

「Fire Phone」が対応している周波数は、Band1(2100)、Band2(1900)、Band3(1800)、Band4(1700/2100)、Band5(850)、Band7(2600)、Band8(900)、Band17(700)、Band20(800)となっています。この周波数帯でdocomo、au、SoftBankが対応している周波数は、

Band1(2100):docomo、au、SoftBank
Band3(1800):docomo、SoftBank(Yモバイル)
Band8(900):SoftBank

という状況です。docomoかSoftBankなら、今すぐにでも発売できます。対応している電波には問題はありませんが、一番問題なのは、「Amazon Prime」のサービス内容が、アメリカと日本では、かなり違うということです。日本での「Amazon Prime」は、お急ぎ便が無料になるだけというイメージですが、アメリカの「Amazon Prime」は、「Amazon Instant Video」という、映画やTVを見るサービスが、使い放題というのがあります。今回発売される「Fire Phone」は、この「Amazon Prime」向けへのスマートフォンといった感じになっています。

日本における「Amazon Prime」の状況ですと、まだまだコンテンツ部分でのサービスが弱いために、「Fire Phone」の良さをあまり活かせない状況です。日本で「Fire Phone」が発売されるときは、日本の「Amazon Prime」が大きく変わる時かもしれません。

Amazon Fire Phone - 13MP Camera, 64GB - Shop Now
日本からは購入することはできません。

 

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