スマートフォン・タブレットの性能が、ノートパソコンに追いつきました。厳密に言えば、超えていない部分もありますが、性能を測るアプリで計測した結果は、数年前では考えられない数値になっています。
スマホのほうが性能がいいのに、なぜパソコンが必要なのでしょうか。操作のしづらさはあっても、何とかスマホでも同じようなことができます。それでもパソコンが必要なのでしょうか。
手のひらに乗る端末で何でもできるようになった今、ノートパソコンが必要な理由を考えてみました。
画面と操作する部分が分かれている
画面と操作をする部分が分かれているのが、ノートパソコンの特徴です。画面を触って操作するスマートフォンやタブレットと違い、操作をする部分が独立しています。
画面は情報を表示するものであって、操作をするものではない。
これがノートパソコン最大の特徴です。タッチして操作できる、Surfaceのような機種もありますが、基本的には物理的に操作をします。
文字はキーボードでタイピング。細かい操作は、トラックパッドやマウスでカーソルを動かす。
昔から変わらないスタイルですが、未だにパソコンが無くならない理由です。
触って操作できるものに付け加えるから使いづらい
スマートフォンやタブレットも、Bluetoothのキーボードやマウスを使えるのなら、ノートパソコンと同じのように使えるのでは、、、そう思うのも無理はありません。僕もそうだと思って、何度もスマホやタブレットだけで仕事をする環境を整えようとしました。
結果から言いますと、何度チャレンジしても出来ませんでした。なんで出来ないのか考えても、ズバッと答えが出なかったのですが、ようやく答えがでました。
スマートフォンとパソコンではルールが違う
スマートフォンとパソコンはOSが違います。OSが違うので、機械としての性質が違うのです。もっと分かりやすく説明すると、国が違うと言ったらいいでしょうか。同じ人間でも、国によって文化や慣習が違います。日本では当たり前の行動も、海外では当たり前じゃないことがあります。
OSが違うので、コンピュータとしての前提が違います。タッチをして操作するコンピュータと、物理的な道具を使って操作するコンピュータ。コンピュータとのルールが大きく違うので、同じような使い勝手になりません。
割り切って使う
スマートフォンやタブレットで、動画を編集することはできます。性能的に不足もありませんし、機能的にもパソコンに劣っていません。性能と機能に不足がないのに、スマホやタブレットでの動画編集は辛い。
できなくはないけど、操作の仕方が違うので、スマートフォンやタブレットでは辛すぎますが、ノートパソコンなら、物理的な操作デバイスで操作をするので、快適で楽々操作できます。
画面を直接触るという操作は、何かを作るのに向かない。
これが結論です。操作をした結果が表示される画面を直接触るスマートフォンやタブレットでは、何かを作るのには向きません。マウスやキーボードを接続して操作しても、元々が触って操作するように作られているため、どうもしっくりきません。
iPadだけで生きる。iPadだけで仕事をする。こういった記事やYouTubeの動画が出ては、結局定着しません。定着しないというより、そもそも機械として向いていないのです。
向いていないものを無理して使うのは、効率が悪すぎます。無理して使うのではなく、無理だと諦めて、効率が悪いことは止めましょう。いつか時代が変わって、世界が変わるときがくるかもしれません。
スマートフォンやタブレットの画面飛び出すようになり、手元にある画面は操作するためのもので、飛び出している画面に情報が表示されるようになったとき、スマホやタブレットでも、動画の編集がしやすくなっているでしょう。
[voice icon="https://nomadit.jp/wp-content/uploads/2019/03/s-20190318_153539.jpg" name="おーの ゆーや" type="l"]どうしてもスマホやタブレットで難しい作業をしたい方は、上記のキーボードとマウスがオススメです。[/voice]
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