先日iPhoneの電池の持ちが悪いので、一度iPhoneの電池を全部使い切ってから、満タンまで充電したら、電池の持ちが良くなったという記事を書きました。
iPhoneのバッテリーの減りが早すぎるので、一度0%まで使い切ってみた。 | Nomad IT School
たまには空にするのも大事なようです。
その後、バッテリーの持ちが良くなったと思っていましたが、たまに急に電池が減っていくときがあります。何が原因だろうかと色々調べましたが、どうやらiPhoneの標準ブラウザーSafariが悪さをしているようです。
｢iOS 6｣を搭載した｢iPhone 4/4S｣でバッテリーの減りが早くなる問題の原因はあるバックグラウンドプロセスの暴走か?!
これは早く修正してほしい。
この記事を読んでから、僕もSafariを使わないで何日か過ごしてみました。その結果、いつもよりあきらかに電池が持っています。他に設定を変更したところはありませんので、Safariが原因なのは間違いないでしょう。
何故、Safariがバッテリーの減りを早くさせるのでしょうか。それは、iCloudというAppleのクラウドサービスで、Safariのブックマークを同期するという機能があるせいです。この機能は、iPhone、iPad、Macと、複数の端末を持っている方には大変便利なサービスです。外出時に外でiPhoneのSafariにブックマークを追加すると、自宅にあるiMacにも、同じようにSafariにブックマークが追加されます。iPhoneにはブックマークを登録したけど、iMacには登録していなかったと悩む必要がなくなる素晴らしい機能です。
こうやって文章で書くと、とても便利なサービスなのですが、実際には色々と不満があります。同期をするタイミングが遅いことです（遅かったり、早かったり安定していない）。iPhoneで追加して、家のiMacに追加されるぐらいの時間があれば問題ありませんが、電車の中でiPhoneでブックマークを追加し、電車を降りてから、カフェでMacBook Airを開くと同期されていなかったりします。さらに、iCloudタブという新機能も、あまりうまく機能してくれません。iPhoneで見たいページを開いておいて、MacBook Airでじっくり見ようと思ってiCloudタブをクリックしても、iPhoneで開いておいたページが出てこない時があります。
少し待つと追加される時もありますが、かなり待っても追加されない時もあります。この不安定さでは、まったく使い物になりません。この辺りのクラウド機能は、Googleのほうが安定しています。
iPhone版のChromeで見ているページを、パソコンのChromeでも見られる機能があります。これは、iCloudタブと同じ機能ですが、GoogleのChromeですと、瞬時に同期されます。MacBook AirでもChromeを立ち上げておいて、iPhoneで見たいページを開いてから、MacBook AirのChromeを見てみると、もうMacBook Airでも見られるようになっています。この瞬時に同期することが、クラウドサービスで一番重要な点です。
「アップルのインターネット関連サービス、ほとんどが混乱した状態」：元従業員が指摘 - CNET Japan
やはり、うまくいっていなようです。
どうやらAppleのクラウドサービスは、うまくいっていません。この記事のように、ゴチャゴチャで混乱しているようです。実際にApple製品を使って、いつもiCloudのサービスも使っているから分かりますが、なんかいまひとつスッキリしていない感じがします。Appleらしさがないというか、あまり信頼して使えるという感じではありません。
昔から、Appleはクラウド系のサービスの評判は良くありません。現在もこのような状況ですが、実はAppleとしては普通の状態なのかもしれません。早く改善されることを期待して、気長に待ちたいと思います。
PS:Safariが使えないというのは、かなり致命傷です。何故ならiPhoneは標準で使うブラウザーを変更できないから。メールでリンク先をクリックしたら、Safariが立ち上がってしまいます。Safariが立ち上がる度に、アドレスだけコピーしてSafariの起動を消すのもかなりメンドクサイ。この点は、自由にカスタマイズできるAndroidのほうが良いのではないかと思います。
PS:9月にアップデートされるiOS14で、標準ブラウザーを変更できるようになります。これでChromeをメインに使うことに支障もなくなりそうです。
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