値段が安いWindowsパソコンを購入すると、メモリーが4GBのものがほとんどです。Windows10は軽量なOSなので、4GBでもまあまあ快適に動きます。まずまず快適に動きますが、これはSSDやeMMCのおかげです。 昔はHDDというものを搭載していましたが、今は高速にデータを読み書きできる、 SSDやeMMC というものになっています。
RAMと呼ばれる、アプリや作業しているデータが展開されている場所がいっぱいになると、ストレージにデータを展開します。ストレージの速度が遅いと、RAMのスピードについていけず、画面が固まったような動きをします。
昔のパソコンを使っていると、ジージーと音がしますが、RAMに乗り切らなくなったデータが、ストレージに展開しようとするも、スピードが追いつかず、動作が遅くなってイライラしてしまうのです。
先日、2万以下で購入したLenovo ThinkPad X230の中古ですが、入っていたメモリーは4GBでした。4GBのメモリーが1枚入っていて、もうひとつのメモリースロットが空いているかと思いきや、、、2GBのメモリーが2つ入っていました。
4GBのメモリーが一つ装着されていて、隣のメモリーが空いていれば、簡単に8GBに増設できると思っていましたが、、、
落ち込んでも仕方がないので、用意しておいた4GBのメモリーを使って6GBに増やしました。基本的には2+2、4+4が良いというのがコンピュータの常識ですが、4+2という変則的な組み合わせに。一応2GBメモリーが増えるので、少しは快適になるとは思いますが、あまり大きな期待は禁物。落ち込み気味にメモリーを増設したところ、、、
メッチャ快適!
時々カクついていた動作が、ほとんどカクつくことなく動くようになりました。
ハードディスクの場合はメモリー6GB必要
このThinkPad X230は、SSDではなくHDDです。300GBのHDDが入っています。
ご覧の通りの遅さです。SSDなら10倍の速度は出ます。今どきあり得ない遅さ。HDDからSSDに変えなければ、快適にはならないかなと思っていましたが、メモリーが4から6GBに増えただけで、随分と快適になりました。
メモリーが4GBのときは、アプリを立ち上げてからも固まるような動作をしていましたが、メモリーを6GBにしてからは、立ち上げているアプリが固まることはなくなりました。
固まらなくなったのは、メモリーが4GBから6GBになったことで、一度に扱える容量が増えたからでしょう。複数のアプリを使って4GBを越えてしまうと、ストレージにアクセスしてデータを逃します。メモリーが4GBだと、ほとんどOSだけで使ってしまい、残りは1GBほどに。Chromeともうひとつアプリを立ち上げると、4GB以上メモリーを使ってしまいます。4GBを越すと、ストレージにアクセスしますが、ハードディスクだと読み書きの速度が遅いので、カクついてしまうのです。
メモリーが2GB増えたことで、ハードディスクにアクセスせず動くようになり、固まることがなくなりました。最近のパソコンは、SSDやeMMCを搭載していますが、古いパソコンでハードディスクを使っている方は、メモリーを6GB以上にしましょう。
SSDやeMMCはメモリー4GBでも可
メモリーは多いほうがいいのがコンピュータの常識ですが、、SSDやeMMCのパソコンなら、メモリーが4GBでもまあまあ快適です。
コンパクトで軽いノートパソコンやタブレットは、メモリーやストレージを付け替えられないものばかり。4GBのメモリーでも、SSDやeMMCを搭載していれば、それなりに快適に動きます。メモリーがいっぱいになっても、読み込み速度が速いストレージがあるからです。
自分の使っているパソコンが、どういった保存領域(ストレージ)を使っているのか、一度確認してみましょう。
- Windowsキー + Eのキーを同時押し
- Cドライブと書かれている所を右クリック
- プロパティをクリック
- ツールタブをクリック
- ドライブの最適化とデフラグの最適化をクリック
- メディアの種類が表示されています
この手順で、自分が使っているパソコンが、ハードディスクかSSDか確認できます。
CPUも高性能なほうがいい
僕が使っているThinkPad X230のCPUは、Core i5 3320MというCPUが搭載されています。6年前の機種といってもCore i5。今でも馬力のある処理能力です。
CPU Score Multi:250
シネベンチのマルチスコアが200以上なら、メモリー6GBあれば、ハードディスクでも十分に快適です。
内蔵グラフィックでメモリーを使っている
ほとんどのノートパソコンは、内蔵グラフィックで映像を処理しています。搭載されているメモリーの一部を、グラフィック処理のために使います。
4GBのパソコンだと、数百MBは映像を処理するために使われています。4GBといっても、実質は3GBとちょっとぐらいになってしまいます。
中古Windowsパソコン購入の際に目安にする性能は
メモリー6GB以上、ストレージはハードディスクでも可、CPUはCore i5。この条件を満たしていれば、ストレスなく快適に使えるでしょう。
CPU:Core i5、RAM:6GB、HDDでも可
安くノートパソコンが欲しい方は、この条件を目安にして探してみましょう。
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