Amazonのサイバーマンデーで、Fire HD10が驚きの価格。このレベルのタブレットが、1万で買えたのです。気が付いたらクリックして購入してしまった人も多いことでしょう。

Fire HD10が安すぎるのには理由があります。

Amazonのサービスに特化している

Amazonのサービスを使うためのタブレットがFireシリーズ。他社のタブレットは、自社のサービスを使うための端末ではありません。世の中の色々なサービスやアプリを使うための端末ですから、端末単体で利益を出す必要があります。Firre HD10は、自社のサービスを使ってもらうことに特化しているからこそ、衝撃の価格で販売できるのです。

Amazonのサービスに特化しているとは

Amazonのサービスに特化しているとは、どういうことか説明します。

OSがやや特殊

iPad以外のタブレットは、AndroidというOSを搭載しているものがほとんどです。iPadで使われているiOSは、Appleしか使うことができません。その他のタブレットは、Googleが提供しているAndroidというOSを使っています。OSがないと機械は動きませんので、FireシリーズにもOSがあります。

Fire OS

Fire OSというものがあって、タブレットが動いています。このFire OSは、AndroidベースのOSですが、Androidのアプリが使えません。裏技で使う方法はありますが、基本的にはFire OS用のアプリとして提供されているものを、インストールして使うことになります。

ベースがAndroid OSなので、Androidにある有名なアプリやゲームの多くは、Fire向けにもリリースされています。OSの仕様のせいで、少々不便があることは覚えておきましょう。

Amazonのサービスを使うことを前提として設計

Amazonはネット通販だけの会社ではありません。本、ビデオ、音楽、写真といったコンテンツの、デジタル版を提供しています。物理的なメディア(CD、DVD、本)ではないので、インターネットを使って利用することになります。他社のタブレットやスマートフォンでも使えますが、利用者を増やすために、自社でも、Fireというタブレットを販売しています。利用者が増えれば増えるほどAmazonは儲かります。

Amazonのサービスを利用する端末を安く提供することで、さらに利用者が増えて儲かります。信じられない価格で購入できるのには、こういった理由があるのです。

サイズによるFireの違い

サイズ違いで、数種類のFirreが販売されています。サイズが違うだけではなく、本体の性能も違うため、慎重に検討する必要があります。

Fire 7の特徴

一番安くて小さいFire。名称にHDとないことからも分かるように、画面の解像度が低いタブレット。定価は5,980円で、セールになると4,000円前後の価格になります。約5,000円でそれなりの性能のタブレットが手に入りますが、値段だけで飛びついてしまうと後悔してしまうかもしれません。

  • 画面の解像度が低い
  • 処理能力が低い
  • 本体の保存領域が少ない

この3つの点に注意してください。これらを踏まえたうえで、購入するかどうか判断しましょう。

1024×600という数字です。フルHDより低い解像度で、画面サイズは7インチです。画面を見た瞬間に、画面の粗さに気づくきます。iPhoneやiPadの綺麗な画面に慣れている方は、Fire 7の画面ではストレスを感じるでしょう。

本体の処理能力が低いのも弱点です。端末の性能を計る、Antutu Benchmarkというものがあります。このアプリを実行して計測された数値が、その機械の性能になります。

25,000

計測結果は、25,000前後になります。格安スマートフォンと呼ばれている、2万から3万で購入できるスマホより、かなり低い数値になります。

Fire 7 のレビュー記事:激安タブレット。サンキュッパで購入したFireをレビュー | しあわせなITせいかつ

Fire HD 8の特徴

Fireシリーズで中間のグレードになるFire HD 8。定価は8,980円ですが、セールになると6,000円以下で買えることもあります。2018年秋に、マイナーチェンジされたFire HD 8。マイナーチェンジはされましたが、ほとんど仕様が変わっていません。もう少し処理性能が上がってほしいと思ってしまう、ややストレスの溜まる使用感です。

  • 画面の解像度がやや低い
  • 処理能力がもう一歩

値段から考えると十分な仕様ですが、もう少し高くてもいいので、より高い性能が欲しいところです。

画面解像度は1280×800。ニンテンドーSwitchの画面解像度が1280×720。画面サイズがSwitchより大きい分画面は粗くなりますが、ギリギリ許せるかなという感じです。

問題なのは処理能力。Antutu Benchmarkの数値は34,000ほど。

34,000

格安スマホの半分程度の数値なので、使っていてイライラすることが多くなります。あと一息性能があれば、飛びついて購入する端末になったでしょう。

Fire HD 8 のレビュー記事:Amazon Fire HD8タブレット(2016)をレビュー | しあわせなITせいかつ

Firre HD 10の特徴

ただ画面が大きいだけではなく、本体の仕様も一番良いタブレット。定価は15,980円になります。セールになると、12,000円前後で販売されています。2018年最後のセールで9,980円になり、過去最安値で販売されました。

  • 画面の解像度が高い
  • 処理能力も十分
  • 保存領域も十分

タブレットとしての欠点がなく、一番おススメできるFireになります。

1920×1200という高解像度なので、画面の粗さは感じません。10.1インチという大画面で、高精細な映像を楽しむことができます。Amazonプライムビデオも、存分に楽しめます。

搭載されているプロセッサーもまずまずです。Antutu Benchmarkは、61,000点ほど。

61,000

格安スマホと同等レベルの数値です。最近の格安スマホは、かなり高性能で、使っていて不満を感じることはありません。それらと同等レベルの快適さなのが、Fire HD 10です。

Fireの仕様比較表

Fire 7Fire HD 8Fire HD 10
価格5,980円8,980円15,980円
画面サイズ7インチ8インチ10.1インチ
画面解像度1024×6001280×8001920×1200
画面密度171ppi189ppi224ppi
処理能力(Antutu Benchmark)250003400061000
RAM1GB1.5GB2GB
保存領域8/16GB16/32GB32/64GB
対応micro SDカード256GB400GB256GB
バッテリー持続時間8時間10時間10時間
本体サイズ192×115×9.6mm214×128×9.7mm262×159×9.8mm
本体重量295g369g500g

比較のために、iPadの仕様も紹介します。

iPad mini 4iPad9.7インチ
価格49,464円40,824円
画面サイズ7.9インチ9.7インチ
画面解像度2048×15362048×1536
画面密度326ppi264ppi
処理能力(Antutu Benchmark)84000204000
RAM2GB2GB
保存領域128GB32/128GB
対応micro SDカードなしなし
バッテリー持続時間10時間10時間
本体サイズ203.2×134.8×96.1mm240×169.5×9.7.5mm
本体重量298.8g469g

iPadは性能は抜群ですが、値段が高めです。値段と性能を比較すると、Fire HD 10 のコスパが抜群です。

iPadのレビュー記事はこちら:第6世代iPadってどうなの? | しあわせなITせいかつ

おススメのFireはFire HD 10

サイズの問題は置いておくと、一番おススメなのはFire HD 10です。画面が綺麗、サクサクと動く、必要十分な保存領域。タブレットとして弱点のない仕様になっています。外に持ち運ぶには少々大きくて重いかもしれませんが、家の中なら問題ありません。

ビデオ、音楽、本といったエンターテイメントを、思う存分楽しみましょう。

Amazon公式 Fire販売ページ

Amazon公式 Fire販売ページ

Micro SDカードがあれば、ビデオや音楽や本を、いつでも思う存分楽しめます。128GBの大容量のカードにすれば、映画も音楽も電子書籍を大量にFireにダウンロードダウンロードしておけます。以下の記事で解説しています。

【Fire HD 8をパワーアップ】microSDカードを128GBに変更して世界が変わった

microSDカードが随分と安くなりました。タイムセールじゃなくても、128GBで4千円を切っています。しかも、メーカーはサンディスク。SDカードといったらSanDiskですが、昔…

自分にあったFireはどれか。じっくりと考えてください!

 

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