日本でも発売されるとは思っていましたが、ファミコンのゲームがたくさん入ったハードが発売されます。「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」というハードが、2016年11月10日に任天堂から発売されます。海外では一足お先に、「NES Classic Edition」という製品名で発売されるのが発表されていましたが、日本でも同時期に発売されます。ちゃんと日本のファミリーコンピューターデザインになっているのが嬉しいところです。

HDMIケーブルで簡単に接続できるので、自宅にある液晶テレビや、デスクトップパソコンの液晶モニターにケーブルを指すだけです。もうゲームを熱心にやれるほどの集中力もなくなってきているので、いざ買ったところでプレイするか微妙なところですが、YouTubeの動画を見ていたら自然と涙が出てきて購入してしまいました。

唯一の不安点

これを購入する人のほとんどが、30代以上の人でしょう。懐かしさだけで買ってしまう製品です。かなり貧弱なグラフィックですが、今でも十分に楽しめるゲームたちばかり。きっと時間を忘れてプレイしてしまうと思いますが、ひとつだけ不安なことがあります。

コントローラが小さすぎる

仕様のページを見ると、昔のファミコンとの比較図面があります。ファミリーコンピューターのサイズと比べると、60%ほどのサイズになっています。コントローラのサイズが不明ですが、どうみても同じように60%ぐらいのサイズに縮小されています。

ファミコンがヒットした理由のひとつに、コントローラが素晴らしかったという理由があります。実は初期のファミリーコンピューターは、AボタンとBボタンがゴムの四角いボタンでした。これが驚くほど操作感の悪いものでした。ゴム製のボタンだったために、何度かボタンを押すとめり込んでしまい、AボタンやBボタンが反応しなくなります。さすがに任天堂もまずいと気づいたのか、いつの間にかこっそりとAボタンとBボタンが丸型のプラスチックに変更されていました。

ボタンがプラスチックになったことで、激しくボタンを連打しても問題がなくなりました。その後ヒット作品がゾクゾクと登場し、高橋名人というスーパースターまで誕生し、16連射が社会現象にまでなりました。早く激しくボタンを連打しても耐えられるファミコンのコントローラは、どんな難しいゲームでも快適にゲームを楽しむことができました。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータは、形こそファミコンのコントローラを再現していますが、非常にサイズが小さいために、ボタンをしっかり押せるのか不安になります。耐久性は問題ないと思いますが、小さくなったコントローラの操作感がどうなのか。ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ唯一の不安点です。

今のゲームと違って、あり得ないほど難しいゲームが多かったファミコン。難易度の高いゲームを楽しめるコントローラなのか。実際にニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータを手にするまで、不安は消えません。

 

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