ついに発売になったiPad Pro。こんなもの要らないと言いつつも、発売されてレビュー記事が出てくると、なぜか欲しくなってしまうのは僕だけでしょうか。色々批判しつつも、端末自体に可能性があることは理解しています。僕が不満なのは、可能性をAppleが活かしきれない状況にしてしまっていることです。初代iPadの発売から5年経ちますが、基本的にそのまま5年経ってしまいました。細かくは進化していますが、iPadがパソコンの座を奪うまでには至っていません。5年前から分かっていた問題を、未だに解決する提案をできないところに、今のAppleの悲しさがあります。
朝日新聞デジタル記事:「iPad Pro」映画監督が使ってみた 佐藤信介氏
iOSには色々と不満もありますが、MacのOS(OS X)にはない良さもあります。今までのiOSのままiPad Proが出てしまったのは残念ではありますが、いつか解決されるでしょうから、iOS以外の部分で不安に思ったことを書きたいと思います。
英語キーボードしかないのは何故
一番納得がいかないのは、iPad Pro用のキーボードです。キーボードのボタンレイアウトが英語しかないのです。
iPad ProのためのSmart Keyboardは、英語(米国)キーボードのレイアウトのみに対応しています。
Appleのホームページを見ると、上記のように書いてあります。日本語キーボードと英語のキーボードが用意されているのが、Apple製品の良いところでした。ほとんどの方は日本語キーボードを選択されると思いますが、一部の方は英語キーボードを選ぶ人もいます。選択できるのが良い点だったのに、iPad Proに関しては英語キーボードのみの展開。今まで英語キーボードと日本語キーボードを作ってきているのに、iPad Pro用の日本語レイアウトのキーボードが作れない訳がありません。単に生産数の関係で、採算性が合わないのか、生産が難しいので、英語キーボードのみにして数を作ろうとしているのか。
本気でiPad Proを売ろうとしているのなら、しかっりとその国向けのキーボードも作る必要があります。慣れの問題かもしれませんが、キーボードのレイアウトが微妙に違うだけで、大きく違和感を感じてしまいます。仕事向けにもiPad Proを売りたいのなら、日本語用キーボードは必須でしょう。
しっかりとした日本語レイアウトキーボードを発売する前に、根本的に終わっている、外部キーボード接続時の日本語入力システムの改善が先かもしれません。
なぜかサードパーティーのキーボードまで英語レイアウトになっています。まだ市場がどうなるか未知数なので、様子見なのでしょうか。
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