MacとWindows、両方のパソコンを使っていて感じるのは、Macのトラックパッドがとても使いやすいということです。MacにWindowsをインストールして使うと、トラックパッドが硬いと言ったらいいでしょうか、Macのようにキビキビと動いてくれません。あまりにMacのトラックパッドが快適なので、MacにWindowsを入れても、結局あまり使わなくなってしまいます(どうしてもWindowsじゃないと困るソフトがある場合を除く)。これはOSの作りの違いからくるものだと思われます。iPhoneやiPadもそうですが、ハードだけではなく、OSからソフトまで一貫して手がけるAppleならではの物作りの良さが出ています。
あまりにトラックパッドで快適に操作できてしまうので、トラックパッドの使い勝手を良くする「BetterTouchTool」というソフトを使って、2本指、3本指で様々な動作をできるように設定している方も多いかもしれません。
超便利!「BetterTouchTool」を使いたおすための7つの設定。[Mac] | MacWin Ver.1.0
細かい設定が可能になります。
あれもこれも設定していくと、3本指での操作に対する割り当ても増えていきます。そうなってくると、標準状態でも設定できる、3本指でドラッグという設定をオフにせざるを得ません。
この3本指でドラッグという機能はとても便利です。マウスではなく、トラックパッドでドラッグするには、クリックしたまま指を動かす必要があります。やってみると分かりますが、クリックしたままドラッグするのは、結構辛いものがあります。たしか、Mac OS X 10.6 Snow Leopardのときは、指で2回タップしてそのままドラッグできました。OSがバージョンアップされているうちに、いつのまにかできなくなりました。かなり便利な機能だっただけに、何故なくなったのだろうかと思っていましたが、最新OSのMavericksでも、この機能をオンにする項目がありました。
システム環境設定のアクセシビリティーから
2回タップしてそのままドラッグするという項目がなぜ見つからなかったのでしょうか。それもそのはず、設定する場所がトラックパッドの項目ではなく、アクセシビリティーという項目から設定するようになっているからでした。こんな場所に隠されていては、ほとんどの方は見つけることができないのではないでしょうか。
1.システム環境設定のアクセシビリティー
2.マウスとトラックパッドをクリック
3.「ドラッグを有効にする」をクリック
マウスとトラックパッドをクリックすると、ウインドウが開きます。その開いたウインドウの中から、「ドラッグを有効にする」にチェックマークを入れます。
以上で1本の指でファイルやウインドウをドラッグできるようになります。さらにその右側には、「ドラッグロックなし」「ドラッグロックあり」という選択項目もあります。この設定項目は、指を離せばドラッグが終了するのか、指を離してもドラッグが継続されるのかを設定することができます。自分の感覚に合うほうを選択してください。
2年ぐらい気付かずに使っていました
さすがの僕でも、この素晴らしい設定に気付きませんでした。ヒュイヒュイとファイルをドラッグでできる、この機能をずっと実現したいと思っていました。小難しいことなどしなくとも、システム環境設定から、この便利な機能を使うことができます。騙されたと思って使ってみてください。間違いなくよりMacを快適に使うことができるようになるはずです。
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なぜトラックパッドの設定のところにないのか・・アクセスビリティなんてところにあったんですね。気づきませんでした。