スマートフォンで長い文章が楽に書けたらいいのに。フリック入力で長い文章を打っていると、ふと頭によぎります。
僕と同じようなことを思う人が多いのでしょうか。スマートフォンとキーボードを組み合わせて、スターバックスでブログを書いていると、興味深そうに見られているのが分かります。ノートパソコンを使っているときは見られている感じはありませんが、スマートフォンとキーボードの組み合わせだと、注目度が高いようです。
スマートフォンでキーボードを使うのは難しいことではありません。
- Bluetoothキーボード
- 有線キーボード
この2つの方法を使えば、簡単にスマートフォンでキーボードを使うことができます。簡単に使うことはできますが、どちらの方法にも致命的な弱点があります。
Bluetoothキーボードの弱点
スマートフォンとキーボードを繋ぐ線がいらないのが、Bluetoothキーボードの特徴です。線が無くてコンパクトなのですが、ワイヤレスが故の弱点があります。
- キーレスポンスがたまに悪い
- 打ってもいない文字が入力される
電波を飛ばしてスマートフォンと打った文字のやり取りをするため、周りの電波と混信することがあります。基本的には有線のキーボードと変わらないレスポンスですが、稀に入力した文字が遅れて表示されます。周囲の電波と混信し、打った文字のデータがうまくスマートフォンに届いていないのでしょう。頻繁にあるわけではありませんが、たまにレスポンスが悪いだけで、文字を打つ気が無くします。ライブでノリノリのとき、演奏している音がノイズでかき消されたら、ノレなくなるのと同じです。キーボードで文字を打っているときも、リズムが狂わされると、良い文章が書けなくなります。
文字を打っていることから冷めさせないためにも、小気味の良いレスポンスと、確実な反応が、良いキーボードには必須です。
有線キーボードの弱点
有線のキーボードを使えば、Bluetoothキーボードの弱点は解決できます。解決することはできますが、今度は別の弱点が出てきます。
- コードが邪魔
- 繋ぐのが面倒くさい
- コンパクトなものがない
キーのレスポンスは抜群ですが、コードがあるが故の問題点が出てきます。線があるキーボードは、基本的にデスクトップPC用に作られているため、コードが長めです。スマートフォンと繋いで使うことを想定していないので、長いコードが邪魔になります。
コードを繋ぐ手間も生じます。直接スママートフォンと繋げられないものが多いので、変換アダプターをかまして繋ぐことになります。スマートフォンからUSB接続アダプターがダラーンと出て、そこに1mはあるキーボードのケーブルを繋ぐことになります。これをスターバックスなどのカフェでやる気にはなりません。あまり大きくないカフェのテーブルでは使えないでしょう。
文字を打つ分には問題のない有線のキーボードですが、外で使うには厳しいのが正直なところです。
MK240の何が良いのか
僕が大絶賛しているキーボードがMK240です。このキーボードは、ワイヤレスです。ワイヤレスだったら、Bluetoothのキーボードかと思いますが、Bluetooth接続ではありません。
専用のドングルを介したワイヤレス接続になっています。この小さいレシーバーをスマートフォンに繋ぐことで、ワイヤレスで文字を打つことができます。
仕組み的にはBluetoothキーボードと変わりませんが、独自のワイヤレスシステムを使っているおかげで、Bluetoothキーボードにはないレスポンスの良さがあります。
レスポンスが良いだけではなく、Bluetoothキーボードで稀に起こる、勝手に文字が入力されるという現象もありません。
専用のドングルを接続するために、スマートフォンに接続する変換ケーブルは必要ですが、有線キーボードよりは遥かにスマートです。
カフェの狭いテーブルでも、この組み合わせなら大丈夫です。
MK240の良いところがコレだけだったら、ここまで強烈にオススメはしていません。ワイヤレスなのにレスポンスが良いだけではなく、キーサイズ、キーピッチ、キーストロークが適正で、外でも使えるぐらいコンパクトなのです。
ワイヤレスのキーボードにありがちなのが、キーサイズが小さかったり、キーストロークがほとんどないということです。外で使うことを想定したBluetoothキーボードは、コンパクトな製品がほとんどですが、キーのサイズにしわ寄せがいきます。キーボードで一番大事なのは、違和感なくキーを叩けて、快適に文字を打てることですが、多くのモバイル用キーボードは、一番大事なことを犠牲にしています。
MK240は違います。キーボードとしてしっかりと文字を打てるうえに、軽くてコンパクトです。さらに専用のドングルを介したワイヤレスシステムのおかげで、有線キーボードと変わらないタイピング感を実現しています。
これだけでも十分なのに、驚くほど値段も安くなっています。この完成度のキーボードが、3,000円を下回る価格になっています。
たしかに安いキーボードっぽい質感です。プラスチック感溢れる筐体に、安っぽさは感じますが、そのおかげで344gという重さになっています。
プラスチックっぽいキーの打ち心地に、少々安っぽさを感じることもあります。たしかに値段なりの質感ですが、キーの打ちやすさは何者にも代えがたいものがあります。キーボードとして大事なのは、まず普通に気持ちよく文字を打てるここと。これをしっかりとクリアーした上で、ワイヤレスキーボードの弱点を潰しているのがMK240なのです。
鞄への収納方法
多くのモバイル用キーボードは、持ち運ぶことを想定して、折りたためたり、カバーやケースを装着できるようになっています。MK240はモバイル用のキーボードではないため、ケースやカバーはありません。キーを保護するためにカバーを購入したくなりますが、カバーなどせず鞄に放り込みましょう。
キーが壊れてしまったら、新しく買い直せばいいのです。3,000円あれば新しいMK240が手に入ります。ケースやカバーを買うお金が必要ないくらいの値段です。壊すことを恐れず、ガンガン使っていきましょう。
とりあえず1つ
ノートパソコンがあるから、とくに必要ないという方も、とりあえず1つ持っておけば、きっと役に立つときがあるはずです。
たまにはスマートフォンとキーボードだけで出かけて、身軽に街を楽しみましょう。
似たような型番の商品がありますが、どちらも同じ製品です。NANOという製品のほうが、専用のドングルがよりコンパクトになっています。
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