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iPhone SEの新型が登場する準備は整った

10月より施行される改正電気通信事業法に伴い、auの新料金プランが発表になりました。

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いろいろと議論が起こっていた契約解除違約金は、決められた通り1000円になりました。1000円になると今の料金を維持できないという話しでしたが、蓋を開けてみたら前より値段が下がっています。

これは一体どういうことでしょうか。別に9800円でも1000円でも関係なかったということです。既に分離プランが浸透してきており、スマートフォンの代金と、通信料が別になっています。

スマートフォン本体の値段を値引きする必要がないので、解除料が1000円になろうと関係ないのです。

今回発表になったauの新料金プランですが、この値段に端末代が乗ってきます。端末代金を24回払いで購入すると、以下のようになります。

3万のスマホ
7880円+1250円=9130円

ミドルレンジと呼ばれる、性能がまずまずのスマートフォンなら、なんとか1万以内に収まります。

最新のiPhone約10万
7880円+4166円12046円

1万円を超えてきます。ここまで価格差があると、さすがに最新のiPhoneを買う人は減るでしょう。

iPhone8 67800円
7880円+2825円=10705円

型落ちのiPhone 8なら、1万とちょっと。もう少し端末価格を下げれるだろうから、ギリギリ1万といったところ。

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このようにAppleが意見を出したのは、新しいルールだと、iPhoneが売れなくなるから。iPhone5sの時代なら高くても売れましたが、もはやiPhoneの優位性はありません。むしろAndroidのほうがよく出来ています。よくできている方が安いのですから、さすがの消費者もiPhoneを買わなくなるでしょう。

そんな中、auとSoftbankが拒んでいたSIMロック解除も、9月以降は中古品でもできるようになります。以前auは、中古品でも店に持ち込めばSIMロック解除ができました。それを1度取りやめて、国からやれと強制されたらまたやるようになった訳です。

会社としての意思がありませんし、都合の悪いことを仕方なくやるといった状況。こんなことになるんだったら、取りやめずにそのままSIMロック解除しておけばよかったと思うのですが、、、

ゴタゴタしまくる中、新しいルールがこの秋にスタートします。どう考えても、新しいiPhoneは売れないでしょう。キャリアも困りますが一番困るのはアップルです。過去最高にiPhoneが売れなかった、前年並みの売上は欲しいところでしょうが、今の状況では前年並みの売上げは土台無理な話。

値段を下げるのが1番簡単な方法ですが、iPhoneの値段を下げることはしないでしょう。簡単にブランド価値が落ちるようなことはしません。スティーブ・ジョブズ亡き後、製品の中身より、ブランドの価値を維持する事だけに固執してきた会社です。ブランドの価値は値段に表れます。簡単に値段を下げてしまっては、ブランド価値が一気に下がります。携帯電話キャリアと一緒に売ることで料金を合算し、さまざまな負担をキャリアに押し付け、iPhoneというブランドを維持してきたApple。ついにその方法は使えなくなります。

ホームボタンが付いているiPhoneということで、iPhone8はそのまま併売されるでしょうが、2年間も売り続けているiPhoneでは厳しいでしょう。新しくて安いiPhoneを出す必要があります。ブランド価値を下げずに、新しくて安いiPhoneを出す方法があるのでしょうか。

iPhone SEの新型

画面サイズが小さくて、明らかに最新機種より劣って見えます。あのままの仕様では厳しいので、性能を上げて、アップルペイを追加して、もう少し画面も大きくした上で、若干の古さを感じさせるようなデザインで出す。

5万円で新しいiPhoneを出すのは、アップルとしては屈辱です。屈辱ですが、出さないわけにはいきません。iPhoneが大好きな日本で、大幅に売り上げが下がってしまうのですから。

しれっとiPad mini5を出したように、iPhone SE 2を出してくるでしょう。ユーザーが求めているものより、自社の利益とブランド価値の維持が大事なのですから。

 

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