最近、街でちらほらとKindleで読書をする人を見かけるようになりました。スマートフォンとは違って、やや大きめの筐体にモノクロの画面。パッと見ただけで、それがKindleだと分かります。正直おしゃれなデザインだとは言い難いKindleですが、電子インクという特殊な方式による画面の鮮明さとバッテリーの持ちは、iPadなどのタブレットでも敵いません。9.7インチiPad Pro、iPad mini4などのタブレット端末を購入しても手放せないのがKindleです。本しか読むことのできない使い勝手の悪い端末ですが、なぜか手放せません。
- どんなにきれいなディスプレイでも敵わないモノクロディスプレイ
- 充電の心配をしなくてもいいロングバッテリー
この2つこそが、Kindleという端末を購入する動機です。この2つに惹かれない方は、すでに持っているスマートフォンやタブレットにKindleアプリを入れて本を読みましょう。わざわざKindleを購入する必要はありません。
Kindleという端末の特殊性を理解した上で、Kindleを購入したいとう貴方へ送ります。
いったいどのKindleを購入したらいいのか
Kindle Oasisを購入した今だからこそアドバイスしたいと思います。
全4モデル
2016年5月5日現在、全部で4つのKindleがあります。「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Voyage」「Kindle Oasis」の4端末になります。さらにWiFi版、WiFi+3G、キャンペーン情報なし、キャンペーン情報ありといったモデルがあり、話がますますややこしくなります。値段も8,980円から43,190円と幅があり、いったいどれを購入したらいいのか分からない状況。
今まで3つのKindle端末を使ってきた僕が、どのKindle端末を購入したらいいのか教えます。
Amazonプライム会員はKindle Paperwhite一択
1番お買い得なモデルは、Kindle Paperwhiteです。最上位機種のKindle Oasisと同じ画面解像度になっており(300ppi)、非常に鮮明な文字で本を読むことができます。最上位モデルと同じ解像度の画面なのに、値段は半額以下です。
Kindle Paperwhiteがお買い得な理由がもう一つあります。Amazonプライム会員だと、4,000円オフになります。ただでさえお買い得なKindle Paperwhiteですが、Amazonプライム会員なら、1万円とちょっとでKindle Paperwhiteを購入することができます。上位モデルのKindle Voyage、Kindle Oasisで値引きはありません。上位機種と同じ画面解像度のKindle Paperwhiteが4,000円引きで購入できるのですから、Kindle Paperwhite以外を購入する理由がないでしょう。
Kindle Paperwhiteより上位モデルとの違いは、本体重量と、ディスプレイに段差があるかないかぐらいです。どれだけ本を保存できるかを左右するストレージ容量は、すべてのモデルで同じ4GBになっています。電子書籍端末で1番大事な、画面解像度とストレージ容量が上位モデルと同じなのに、約1万円で購入できてしまうKindle Paperwhite。これ以外に選択するものはないと言ってもいいでしょう。
Amazonプライム会員じゃない方は、Kindle Paperwhiteを購入するにあたって、入会したほうがお得です。Amazonプライム会員にならずに、Kindle Paperwhiteを購入することは考えられません。必ずAmazon Prime会員に入会し、Kindle Paperwhiteを購入しましょう。
最下位モデルのKindleもあり
Kindle Paperwhite一択というのが本音ですが、最下位モデルのKindleも悪くない選択です。最下位モデルといっても、ディスプレイの解像度が悪いぐらいしか違いはありません。何より価格が1万円を切っています。Amazonプライム会員なら、4,000円引きで購入することができ、1番安いモデルは4,980円で購入できます。とりあえず買ってみるかという値段になるので、最下位モデルのKindleを購入するのもいいでしょう。
これだけ値段が安いと、少々傷がついても気になりませんし、紙の本を読む感覚でラフに扱うことができます。電子機器を扱う上でのストレスは、値段が高い精密機械のため、慎重に扱わざるをえないということ。傷がついたり画面が割れたりすることが心配になりますが、5千円ぐらいの端末なら気にすることはありません。本体が壊れることなんて気にせず、本を読むことに没頭しましょう。
電子機器を扱うストレスから解放され、読書に没頭したい方は、最下位モデルのKindleを購入しましょう。
OasisとVoyageは
デジタルガジェットの常識から考えると、最上位モデルを購入するのが1番のはず。1番性能の良いモデルを購入することが、快適なIT生活を送る基本です。通常の電子機器なら、上位モデルのKindle VoyageとKindle Oasisをお勧めするところですが、Kindleという端末は違います。上位モデルとの違いが少ない上に、値段が圧倒的に違い、上位モデルを勧める理由が見つかりません。
Kindle Voyageを購入し、Kindle Oasisも購入したからこそ、Kindle Paperwhiteのお買い得さが分かります。ほとんどKindle Voyage、Kindle Oasisと変わらない端末が、Amazonプライム会員なら約1万円で購入できます。
初めてKindleを購入する人は、Kindle Voyage、Kindle Oasisではなく、Kindle Paperwhiteを購入するべきでしょう。
3Gは必要ない
Kindleは無料で通信することができる3Gモデルもありますが、購入する必要はありません。無料で通信できるといっても、データ量の少ない文字の本だけです。どこまで読んだかを記録してくれる機能も同期してくれますが、基本的にはひとつのKindle端末で読書をするはずです。クラウドで同期してもらう必要もないでしょう。
3Gモデルは電池の減りが早いという声をよく聞きます。高いお金を払って、Kindle最大のセールスポイントである、バッテリーの持ちを悪くする必要はありません。
無理をしてでもキャンペーン情報なしを
最後に決めないといけないことがあります。「キャンペーン情報なし」「キャンペーン情報あり」のどちらかを選択しないといけません。キャンペーン情報とは何のことでしょうか。AmazonのKindle本の宣伝のことです。スリープ状態になると、Kindle本の広告が表示されます。電子インクで表示されるKindleは、スリープ画面に映像を表示してもバッテリーをほとんど消費しません。キャンペーン情報ありというKindleを購入すると、電子インクという特性を活かした宣伝が表示される端末になるのです。
ただ宣伝が表示されるだけなら問題はありません。2,000円も安いのなら、キャンペーン情報あり版を購入したくなるところですが、無理をしてでもキャンペーン情報なし版を購入してください。Kindleを使っているユーザーの多くが、キャンペーン情報なし版を勧めるのには理由があるからです。
キャンペーン情報あり版のKindleをスリープ状態から解除するには、画面がを指でスワイプして解除する必要があります。電源ボタンを押しただけではスリープが解除されず、さらに画面がをスワイプしないといけないのです。たったこれだけですが、これを毎回本を読むたびにしなければいけません。2,000円高いお金をを払ってでも、キャンペーン情報情報なし版を購入するべきでしょう。
Amazonプライム会員になってKindle Paperwhiteを購入
以上を踏まえて考えると、「Amazonプライム会員になって、Kindle Paperwhiteを購入」するが大正解でしょう。無理をしてKindle VoyageやKindle Oasisを購入しても、Kindle Paperwhiteとほとんど変わらない読書体験のはず。1万とちょっとでKindle Paperwhiteを購入して、残りのお金でKindle本(電子書籍)を購入しましょう。
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