Twitterやネット上の盛り上がりを見ているとやっぱりiPhoneは人気だなと思う。前モデルより大きく変わったところはカメラぐらいだ。それなのに購入した人のツイートやレビュー記事がどんどん上がる。
改めてブランドや話題になっているものに、僕らは影響されやすいんだと思い知らされる。
デザイン上の違いもカメラのレンズが強調されているかされていないかぐらいだ。デザイン的な違いがないため、わざとこんなデザインにしたんじゃないかと思うほど。既に完成されているiPhoneのデザインはあまり代わり映えのないものになってしまった。みんなが知っているデザインと言うのを日本人は好きだ。だからデザインに関してはこれで良いのだろう。
新機種が出ると同時に、OSのアップデートが行われるのが通例だ。今回も例年通りiOSのアップデートが行われた。今回のiOSはiOS 13。このiOS 13の出来が驚くほど良いため、旧機種が見違えるほどキビキビと動く。
久しぶりにApple製品を触ってビビットくる完成度。良いときのアップルが戻ってきたように思う。カメラ性能さえ追い求めなければ、古いiPhoneでも十分だ。
A10Fusionチップがポイント
iPhone11と一緒に発表されたiPad。非常に地味なアップデートだったため、あまり注目されていないが、実はこの新型iPadに大きなヒントがある。
iPadはiOSから独立しiPad OSと言う名称になる。実は機能的に大きな違いは無いのだが、iPadならではの機能がいくつかある。画面サイズの違いからくる、仕様の違いが主なものだ。
複数のアプリをより使いやすくなったのだが、そういったOSになったのと同時に出るiPadが、A10Fusionチップを搭載しているところに大事な意味が隠されている。
何を意味するのかと言うと、 A10Fusionチップで十分ということ。 iPadより画面の小さいiPhoneなら、複数のアプリを使うことも少ない。ハード的な負荷は、iPadより少ない。
A10Fusionチップ を搭載しているiPadでもサクサクと動くので、同じ A10Fusionチップ を搭載しているiPhone7で十分と言うことだ。
iPhone 11とiPhone 7の違い
- 処理性能
- カメラ
- ディスプレイ
- セキュリティ(認証)
- 本体サイズ
- 重さ
違いはこの6点。それでは順番に見ていこう。
処理性能
iPhone11に搭載されているのはA13 Bionic チップ 。処理能力を測るベンチマークの数値は(Antutu Benchmark)450000点ほど。iPhone 7に搭載されているA10 Fusionチップ は、170000点ほど。その差、280000。
数字だけ見るとかなり差があるが、実際の使用感は大きく変わらない。スマートフォンと言うサイズ的な制約がある端末の性能としては、iPhone 7でも充分すぎる。
カメラ
性能と並んで大きく違うのがカメラだ。レンズの数も違うし、レンズの光学性能も違う。さらに搭載されているチップの違いによる性能からくる、画像処理の差もある。
iPhone 11 | iPhone 7 | |
画素数 | 1200万画素 | 1200万画素 |
レンズ仕様 | 広角 | 超広角と広角(ナイトモード付) |
レンズ数 | 2 | 1 |
インカメラ | 1200万画素 | 700万画素 |
処理性能以上に撮った写真の差があるのは事実。少しでもきれいな写真を取りたい方はiPhone 11にしよう。
ディスプレイ
正面から見た印象は違うが性能的にはそこまで差はない。上位機種のプロにするとOLEDディスプレイになるため明らかに発色が違うが、iPhone 11とiPhone 7は同じ液晶ディスプレイという方式だ。より新しい機種のiPhone 11のほうが綺麗な可能性はあるが、そこまで大きな差は無い。画面サイズが違うことで解像度が若干iPhone 11のほうが多いが、画面の細かさを表すppiは同じだ。
iPhone 11 | iPhone 7 | |
画面サイズ | 6.1インチ | 4.7インチ |
画面解像度 | 1792 x 828ピクセル | 1334 x 750ピクセル |
ppi | 326 | 326 |
より大きな画面が欲しいと言う方はiPhone 11にしたほうがいいだろう。
セキュリティ(認証)
1番わかりやすい違いはセキュリティーの認証だ。指紋認証か顔認証という違い。ここは好みの問題もあるが、方式が違うだけでそう大きな違いは無い。ガジェット好きからはあまり評判のよくない顔認証だが、あまり機械に詳しくないユーザには顔認証はありがたい方式だ。アプリ購入時などに指紋認証をするとき、ホームボタンの上に指をのせるだけのでいいのに、ホーム画面に戻ってしまう方が結構いる。機械にあまり慣れていない方は、どうしても力が入ってしまいホームボタンを押してしまう。
機械に慣れている方はホームボタンの方が使いやすいし、機械に慣れてない方は顔認証の方が良いだろう。
本体サイズ
本来はiPhone 7 Plusと比べるべきかもしれないが、あえてiPhone 7と比較する。
iPhone 11 | iPhone 7 | |
高さ | 150.9mm | 138.3mm |
幅 | 75.7mm | 67.1mm |
厚さ | 8.3mm | 7.1mm |
本体サイズはだいぶ違うので、実際に手に取って確認しよう。
重さ
数十グラムの違いだが、だいぶ違うように感じる。縦に長くて重いのiPhone 11は、より重く感じてしまう。何度も手に持ち直して、iPhone 11の重さでも耐えられるか確認しよう。
iPhone 11 | iPhone 7 | |
重さ | 194g | 138g |
価格差
iPhone 7は廃盤になってしまった。新品の販売がないので、白ロムを販売しているサイトの新品未使用品の価格と、iPhone 11の価格を比較してみた。
iPhone 11 | iPhone 7 | |
重さ | 80,784円 | 42,800円 |
価格差約4万。
新品で比べると思ったより価格差がない。ストレージ容量も32 GBと64 GBという違いがあり、3世代差のiPhoneということを考慮すると、iPhone 11の価格は安いような気もする。
中古のiPhone 7の価格は、Bランクと呼ばれる中古品が21800円ほど。20,000円前後でそこそこ程度の良いiPhoneが手に入ると考えるとかなり安いだろう。
結論。中古のiPhone 7を買おう
中古のiPhone 7を買うのが1番お得だ。新品を買うならiPhone11を買うのもいいと思う。数年後も高く売れるだろうから、どうせ買うなら最新のiPhoneを買おう。
安くまともに使えるiPhoneが欲しい方は、程度の良い中古のiPhone 7を購入しよう。3万もあれば、最新OS、iOS13をサクサクと使える。
Suicaで改札も通れるし、防水機能もついている。これで3万なら安いだろう。
冷静になって、買うべきiPhoneを検討してほしい。
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