就活生の姿を見かける季節です。これから気温が上がっていくなか、リクルートスーツ姿で歩く学生さんを見ると、遠くから頑張れと声を掛けたくなります。
若い学生たちだけではなく、僕ら中年も大量リストラされるというニュースが話題になりました。頑張れと学生に応援するどころか、自分に頑張れと言わないといけない人が来る日も近いでしょう。
就職活動や実際の仕事となると、よく聞く言葉があります。
仕事をするにはパソコンが必要だ
これって本当なのでしょうか。パソコンができるに越したことはないでしょうが、会社に入れば嫌でも業務に必要なスキルは覚えることになります。入社前に必ずしもスキルがある必要はありません。
仕事の書類はパソコンがないと作れない?
仕事をするにはパソコンが必要だという思い込みは、どこから来ているのでしょうか。
オフィス文章を作るにはOfficeが必要。
これが諸悪の根源です。
昔からパソコンに付属されてしまっているMicrosoft Office のせいで、仕事の書類を作るにはOfficeが必要と思い込んでしまっています。
仕事の書類ってなんだろう?
では、仕事の書類ってどんな書類でしょうか。
リンク先のページにあるような書類は、誰が見ても仕事の書類です。このような書類を作ることが、仕事といってもいいでしょう。
これらの書類を作るときに、日本で一番使われるのが、Microsoft Office というソフトウェア(アプリ)になります。人間は慣れたものを使ってしまいます。他のソフトでも出来ることでも、昔から馴染んだ方法でやってしまいます。ほとんどの方はMicrosoft Officeで、仕事の書類を作るでしょう。
表計算の入った書類はExcel。文章が多い書類はWord。だいたいこんな感じで使い分けているのではないでしょうか。
ソフト(アプリ)はなんでもいい
仕事の書類を作ればいいだけであって、必ずしもそのソフトを使う必要はありません。結果さえしっかりしていれば、手段はなんだっていいのです。
Microsoft Officeと同じようなことができるソフトがあればいいので、Microsoft Office 互換ソフトというものがあります。パチもんOfficeみたいな呼び方をするかもしれません。
互換ソフトの問題点
似たようなソフトだからといって、全てがいっしょではありません。若干操作方法が違ったり、快適さが違います。細かい操作の違いだけならいいのですが、互換ソフトには最大の問題点があります。
作った書類の互換性
作ったソフトが違うと結果が違ってきます。作ったオフィス書類の構造が微妙にズレてしまうため、互換ソフトは嫌われます。
他の人に作った書類を送ってやり取りするたびにレイアウトが崩れてしまうため、同じソフトを使わざるを得ません。
自分ひとりで完結すればいいのですが、作った書類を他の人が手を加えようとするから問題になります。
誰かとやり取りせず、自分だけで完結するのなら、どんなソフトを使ってもいいのです。これから就職をしようと就職活動をしている人は、作った書類を誰かに手を加えてもらうことはありません。
履歴書や職務経歴書といった書類は、どんなソフトを使って作っても問題はありません。
ハードもなんでもいい
どんなソフトを使ってもいいのなら、どんな機械を使ってもいいのです。WindowsかMacかという話ではなく、iPhoneかAndroidスマートフォンでもいい訳です。
パソコンのOfficeソフトを使わなくても、スマホのOfficeアプリでも、恥ずかしくない仕事の書類が作れます。
Googleのオフィスアプリを使う
スマホを使っている人でお世話になっていない人はいないと言ってもいいでしょう、世界のGoogleさん。検索、YouTube、Gメール、Googleフォトといった、どうして無料で提供できるのか理解できないサービスを運営しています。
そんなGoogleさんのサービスで、あまり知られていないものがあります。
ドキュメント、スプレッドシート、スライド
Microsoft Officeの利用率が高すぎるため、あまり必要とされていないのか、日本では知名度が低い印象です。知名度は低いサービスですが、実際に使ってみると、これで十分だと思わせてくれます。
仕事の書類で必要なことは、Googleのオフィスアプリで大丈夫です。機能的に劣っているようなことはありません(厳密に言えばあります)。
多くの人がやりたいことは、Googleのオフィスアプリ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドがあれば、しっかりと対応できます。
Androidスマートフォン、Bluetoothキーボード、Bluetoothマウスを用意しよう
スマホでもタブレットでもパソコンでも使える。これがGoogleの凄いところです。端末を問わずに出来てしまうのは、世界最高のクラウドサービスを提供しているGoogleだからこそ。
iPhone、iPadでもGoogleのサービスは使えますが、文字入力システムが微妙、OSの機能的な制限、マウスが使えない。これらの理由により、あまりオススメできません。さらに値段も高いApple製品たち。費用対効果を考えると、AndroidスマートフォンかAndroidタブレットを用意しましょう。
Androidスマートフォン | 40,000円 |
Bluetoothキーボード | 5,000円 |
Bluetoothマウス | 3,000円 |
合計金額 | 48,000円 |
50,000円もあれば、就職活動をするには十分です。高いiPhoneじゃなくても、就職活動に支障はありません。むしろ、Androidのほうが都合がよいことばかりです。
実際に職務経歴書を作ってみた
Androidタブレットと、Bluetoothキーボード、Bluetoothマウスの3つの機械を使い、アプリはGoogleドキュメントを使って、職務経歴書を作ってみました。
この程度の職務経歴書なら、Bluetoothキーボードやマウスは不要かもしれません。フリック入力や音声入力で、十分に文章ができます。
就職活動で大事なのは、凝った文章より、圧倒的な人間力。書面では伝われない可能性を、面接で伝えることができる人が、内定という勝利を勝ち取ることができます。
就活するならAndroid
就活をするからといって、無理にパソコンを買ってしまうぐらいなら、今あるiPhoneやAndroidスマートフォンで何とかしてみましょう。何かを買うのではなく、今あるもので何とか出来ないか。
限られた制約があるからこそ、作ることが出来るものがあるはずです。今ある環境で頑張ってみましょう。
Twitter でおーの ゆーやをフォローしよう!
Follow @15tei