最近、人にiPadの使い方を教えることが多い日々を過ごしております。その中で気付いたことがあります。やっぱりパソコンのほうが使いやすいということです。現状では、スマートフォンやタブレットでできることは、パソコンで出来てしまうからです。ただパソコンの形状がゆえ、気軽に使うことが難しい部分があります。さらにはバッテリーの持ち時間の問題もあります。しかし、そういったパソコンの弱点も、先日リリースになりました「OS X Mavericks」が解決してくれます。

バッテリーがとても持つのです。MacBook Airだから、もともとバッテリーが持つのですが、Mavericksにバージョンアップしたら、想像以上に省電力機能が効いているようなのです。全体的に動作も安定していますし、こんなに完成度の高いOSが無料でいいのか心配になるほどです。

よりバッテリーの持ちが良くなったことで、もうバッテリーの事を気にせずに、ガンガンMacBook Airを使うことが出来ます。さらに、蓋を閉じたスリープ状態から、蓋を開けてスリープを解除した時の起動の速さ。MacBook Airは記憶装置にSSDを使用していますので、今までも充分にマシンの起動は速かった訳ですが、OSがMavericksになり、よりスピードに磨きがかかりました。イメージとしては、開けた瞬間に作業に取りかかれるというイメージ。2013年のMacBook AirのSSDが速くなっているというおかげかもしれませんが、2012年以前のMacBook Airでも恩恵を受けることができるはずです。

スピード感に磨きがかかったおかげで、iPadを使うより、すべてのことにおいてMacBook Aiを使ったほうが快適になりました。さらにMacBook Airは、スピードに磨きがかかっただけではなく、より長時間稼働できるバッテリーもあります。この2つの恩恵を受け、MacBook Airが最強のモバイルマシンの座をより確かなものにしました。

なぜMacBook Airなのか

もうすぐ新しいiPadのiPad Airと、iPad mini Retinaディスプレイモデルが発売になりますが、正直あの値段を出すのなら、もう少しお金を出して、MacBook Airを買ったほうがいいと僕は思います。いやiPadが悪いと言っている訳ではございません。やっぱりiPadを買う前に、しっかりとしたノートパソコンが一台必要です。なぜしっかりとしたノートパソコンが必要なのか。それは、iPadでできることはMacBook Airでもできるからです。しかし、MacBook Airで出来て、iPadでできないことは、まだまだたくさんあります。iPadの形状上有利なこともありますが、まだまだ本体性能に差があるため、パソコンでやったほうが快適なことばかりです。

例えばブログを書くのもそうです。iPadでもできますが、iPadで文字を入力するのは、かなり疲れます。Bluetoothキーボードを使ったとしても疲れます。iPadは、漢字変換の精度がまだまだ賢くありません。さらに文字入力ソフトを変更することもできないため、日本語入力に関しては、かなりストレスが溜まる状況です。

写真編集も圧倒的な差があります。お手軽に画像にエフェクトを掛けられるアプリが、iPadにはたくさんありますが、複雑な画像処理は、本体性能的にかなり待たされます。こういった処理は、MacBook Airのほうが高速に処理してくれます。

一昔前のノートパソコンではこうはいきませんでしたが、最近のノートパソコンの性能はかなり上がっているため、外でもほとんどの作業をこなすことが出来ます。iPadでは、まだまだ複雑な作業をするレベルの本体性能になっていません。ただあと3年ぐらいして、iPadの性能がMacBook Airに限りなく近づいた時には、コンピューターの世界もガラッと変わるかもしれません。現状では、MacBook Airでやれば簡単にできることを、少々無理をしてやっているというような状況です。だからこそ、僕はMacBook Airを薦めます。

iPadの性能が初めてiPhoneを越えるのか

今度のiPad Airは、初めてiPhoneの性能をiPadが越えるかもしれません。今までは同じCPUを使っていましたが、メモリーもiPhoneと同じ容量だったため、形状的にはiPadのほうが性能が良くてもよいはずなのに、iPhoneと変わらない性能でした。しかし、今度のiPad Airは、メモリーが2GBという噂があります。もし本当に2GBなら、いよいよiPhoneとは違う方向性へiPadが向かうということです。iPhoneの大きい端末から、ついにノートパソコンと同じ土壌にくるということだと思います。iPhone5sやiPad Airに搭載されているA7チップは、3年ほど前のパソコンと同等の性能があるようです(細かく言えば、まだまだ性能はパソコンより下)。それだけの性能のあるマシンに、iPhone5sより多いメモリーを搭載したら、今までのiPadとは違う世界を切り開いていけるように思います。

iPadがパソコン的な方向に進化していくのか、それともスマートフォン的な方向性のまま進化していくのか。今後アップルがどのような風に舵を取っていくのか注目しておくべきでしょう。僕としては、今のMacBook Air並みの性能を、iPadというデバイスの特性を活かして、パソコン以上の使い勝手の良さを、iPadで実現してほしいと思います。

 

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